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信じられない人間の奇跡。これは何の力か!?【316目】

そんな事はあり得るのか!?

大人気の飲食店を営む
先輩社長から驚く話を
聞きました。

それは18年前。

癌が脳まで転移した方が
お客さんで来たとの事。

レントゲンでも真っ白に
なるほどだという。

そのお客さんは、
ストレッチャーで運ばれて
入店したとの事。

一通り料理を楽しむと、
外は大雨。。

ストレッチャーに横たわった
お客さんを雨から守らなくては。

そう思った先輩は、
傘ではなく傘のふた回りほど
大きなビーチパラソルを
使ったそう。

そして、別れ際に

「次は少し良くなって
車椅子などで来れるかもですね!」

と声がけしたそうです。
(実際、最後かもと・・・)

それから2年後。

お店に来たのは、
車椅子に乗った
あの時のお客さん!

めちゃめちゃ感動して、
また素晴らしい時間を
過ごしたそう。

胃を半分以上、
摘出しているのにも
関わらずダメな食材以外は
美味しそうにいただく。

また時が流れ、数年後。

今度は杖をついて、
お客さんが来てくれたそうで、
その時は着物で着飾って
来店されたそうです。

そして、
今年も来てくれたと。

こんな奇跡があるのだろうか?

もちろん医療のおかげと
考えて間違いないとは
思います。

しかし、

先輩の全力な心遣いか?
料理の力か?
宮古島の力か?

などなど話は
盛り上がりました。

この話を以前から
聞いていた別の社長は、
これを機にサービスに対する
考え方を改めたとの事でした。

「旅行で来る全ての人が、
ハッピーで来るわけではない。

人それぞれ、
色々な理由で来ている。

それを前提にサービスを
提供しなくては。」

と。

これは何も旅行だけに
限った話ではありません。

何かサービスを提供する際、
どこまでお客さんの気持ちに
寄り添えるかでしょう。

日々のルーティンで
「慣れ」がもたらす作業感。

自分で勝手にお客さんの
ニーズを決めつけてないか?

はい、はい、これね!
あーこれがベストです!
これを皆が使ってます!

などなど。

お客さんの望みを
あと一段階の深掘りが
できるかどうかで、
当然反応は異なります。

そう考えると、
「傾聴」の大切さが
よく分かります。

いかに心の耳を育てるか。
行動に移せる感度を
高められるか。

この意識を持つ事で、
お客さんとの間に
色々な感動があるように
思いました。

とはいえ、
簡単な事ではありませんので
トライ&エラーを繰り返して
いきます。

ありがとうございました。

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