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親に感謝していること

体調を崩して4年。
心や体が楽になってきて、今まで苦しかったことや、親に対して思っていたこと…色々から少し視点が変わったように感じています。
親に与えてもらったことを思い出せたり、「ありがとう」と思えることが増えるようになってきました。

  • 衣食住に不自由がなかったこと

生まれてから大学で1人暮らしをするまで18年間。そして社会人になってからの5年間。
色んなことはありつつも、衣食住に不自由したことはありません。

外食は多くても1.2ヶ月に1度だったし、旅行は5年に1度程だったし。
私は高校の修学旅行に行くまで洋食のカトラリーの使い方(順番やマナーなど)があることを知りませんでした。(緊張し過ぎて水をひっくり返しました😂)
中高が私立で、恵まれた家庭の多い学校だったこともあり、食べるものや体験すること、お小遣いや趣味に費やせるお金は全然違いました。
家の方針で大学まで携帯も持たず、仲のよい友だちとは文通をしていました😊
人から分け与えてもらうこともありつつ、格差を感じることも多かったです。

でも、大人になって、自分が働いたり結婚をして。それでも衣食住に不自由がないように父や母が工面してくれていたことを思うと「自分にそれは出来るかな…」とありがたく思います。

  • 勉強の本は躊躇いなく買ってもらえたこと

漫画や雑誌は全く買わない家でしたが、勉強に関する本はいつも「欲しい」と言えば買ってもらえました。
なので、私は本屋が好きです。
中高からは勉強の仕方を模索する中でどのテキストが合うのか分からず、色んなものを試させてもらいました。(自分が親だったら嫌だろうなぁ…笑)
ちなみに漫画や雑誌は、月に100円のお小遣いを数ヶ月貯めて買っていました😂

  • 大学まで行かせてもらったこと

私は中高が私立、大学は地元から県外の国立でした。
中学受験も「中学以降塾に行かず、自力で勉強する」約束で、自分の希望でさせてもらいました。(自力で6年間、ハイペースの勉強についていくことはとても難しかったです😂)

「人生で一度は一人暮らしをした方がいい」という父の考えで、県外の大学を受けることも許してもらいました。
運良く後期で受かり、地元の私立大学へ行こうか…と思っていた所、国立へ行くことが出来ました。
勉強したいとずっと思っていた学科とは違ったけれど。今はそれでよかったと思っています。
そして、大学の学費や一人暮らしにかかるお金もほとんど持ってもらいました。
そのおかげで、中高続けたバレーボールを大学でも続けることができました。(週5で4時間、遠征だらけの部活でした😂)
そこから得た学びは数えきれません。

そして子どもは私だけでなく下にも2人。
同じように衣食住に不自由させず、大学まで行かせて。来年度、9つ離れた妹が大学を卒業します。

私は今、PMDDとうつの治療が大きい理由で子どもを望んでいませんが、自分にもしも子どもが出来るなら。
同じようにしてあげられるかな。

教育を学び、子どもに携わる仕事をして。「こんな風に育ててほしかった!」という思いが膨らんで膨らんで30歳になって。
やっと「ありがとう」と素直に思えます。
お互いに生きていて、伝えられるうちに伝えられるだけ、伝えたいと思います😊



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