今日のお昼、納豆をぐにぐに混ぜていたら
急に泣きが襲った。
体の奥の方から突き上げるように、2回嗚咽した。
少ないけど、深い泣き、深い歓びだった。

私は、嬉しくて仕方なかったのだ。
今日も、「今・自分」で生きていることが。

そして、「今・自分」がどういうことなのか、また少し分かってしまい、ある種茫然と発見に立っていた。

「今・自分」というのは、自分のやること為すこと全てを信頼し、許すことだ。
今という瞬間の自分を感じてそこに居る…ということよりは、
極端に言うと、自分を感じても感じてなくても、とにかく自分の全てを信じて許すことなんだ、と。

私は、旅をしている時は、自分の直感を信じてあまり何も深く考えず動き、その先にどんな事が起きてもそれは全て自分にとって何らかのドラマであるから、何でも受け止める覚悟を持っている。それこそが旅と、生きてることの醍醐味だと知っているからだ。そのドラマから来る感動は本当に大きいからだ。

一人旅は、日常から離れている。
家のこと、子供のこと、仕事のこと、気にしなくていい。私は、なんの立場もない、ただの人間になれる。私は私の命だけ持っていればいい。
だから、
だから、何も考えず自分の感覚だけを頼りに動ける時間なのだ。

だから、
それは日常ではできないと思っていた。

でも今日、
「今・自分」て、正にそういうことなんだ、と悟った。今・自分て、旅で私がやってることなんだ
って。それは、日常でもできるんじゃないか？昨日も今日もそれができてるから、私はこんなに嬉しいんじゃないか。日常も旅と一緒なんだ。
そう、気付いたんです。
ちょっと、びっくりしました。
今も書いてて、とても変な顔になっています。
眩しいものを見れないような変な顔、見るのが恐いけど本当は喜びを抑えているような、あんまりしない、変な顔。嬉しいのに、めちゃめちゃ険しい変な顔してます。たぶん、ブルドッグが顔を歪めたような。
いやぁ、この気付きはキツい。受け入れるのが何だか恐い。眉間のシワがやばい。正気に戻れない。
祝杯を挙げなければならない。
なんだか…そんなふうに思う🥂

自分の指で眉間のシワを伸ばして、なんとか落ち着けました。

明日、仕事の後、一人で飲みに行こうかな。
好きな人がやってるお店へ。
その人に会いたいというよりは、
祝杯のグラスを、誰と合わせるか…って、その人と、コンて合わせたいと、思った。そのワケなんて、話さないけど。
明日の、仕事終わりの私の、今・自分が、気が向けばね。思考で考えれば、本当は私はまだその人には会いたくないんだ。

その時の自分はどうするのか？
それはもう、旅だ。

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