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【イノベーションの起し方】


先日、中小企業リーダーズサミットに参加してきた。いろいろ面白いセッションが多かったがその中でもとりわけ有益だった話を記録しておく。
入山章栄教授の「世界の経営学から見る、中小製造業イノベーション創出への示唆」という講演である。

日本はイノベーションが起こらないといわれているがイノベーションは「知の探索」と「知の深化」の掛け合わせで生まれてくる。知の深化は結構、投資もされ大企業を中心に行われている。しかし、知の探索というのは異質の取り込みであり取り込むためには短期的には無益な行為を続けることだ。
事例としてエジソンやスティーブジョブズがあげられていたが、彼らの功績の裏側には膨大な失敗があり知の探索があったという。

DXの「D」で知の深化をはかり、浮いた時間で知の探索を広げ「X」を発見するというプロセスが必要である。
大企業では短期的成果を求められる傾向があるので知の探索に手を出しにくいが中小企業は可能だという。
知の探索の成果は活動量に比例するという。簡単に言うと見聞を広めればよいアイデアで出てくるということだ。

BOSSの教えの中に「異能の融合を図れ」というものがある。今自分の行動を変えるとするなら異質の人たちとつながることであろう。世代も業種も得意技も違った人たちとお付き合いすることが個人的イノベーションを起こすことになるのだろう。


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