3度目の正直となる技術開発とプレイングマネージャーとの決別

ものづくりの技術開発。1回の試作に複数の仮説検証テストを計画して織り込みます。したがって、何かは成功してなにかは予想通りにはいかず、その比率は約7:3ぐらい。勝率7割ということろですね。

仮説どおりに行かなくても、それを失敗とは呼ばないのですが、ある技術構築シリーズで1stコンセプトからはじめて2度連続で予想どおりに行かない案件があり、ようやく技術を捉えた!といえる状態になるまで約10カ月間かかったものがありました。

なぜ過去形か。実は、11月末の3度目のテストでようやく成功したのです。
しかも、自分が立ち合わない現場テストにて。

このとき、プレイングマネージャーをようやく辞める決心がつきました。いろいろ話を聞くと、3度目のテストも最初は雲行きがあやしく、現場でのメンバーの工夫で上手くいく方法をひねり出したとのこと。自分が現場に立つと仕切る役は私になるので、メンバーは私のアイデアに従いがち。でも、メンバーが育ちそれぞれのアイデアの質も上がってきている今、私が表に立つ必要はないのだと思い、他の事情もあってマネージャーに専念することにしました。

そして今日、このNoteを書いている今は、エンジニアとしての最後の現場出張を単独で行う日となります。社会実装可能な技術構築には、固有技術と汎用技術の両方に精通することが大切ですが、我々の事業を装置製造という立場で支えてくれる社外パートナーのもとに出向き、実験を行いながら汎用技術の伝承を行ってきました。大変喜んでいただけた。

これでエンジニアとしての人生に悔いなし。
しばらくはマネージャー業に集中します。

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