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映画『聲の形』から、きょうだい児 ヤングケラーを考える

『聲の形』には、インクルーシブ教育、いじめの問題以外にも、
ヤングケラーも描かれています。
耳に障害がある主人公、西宮硝子さんの妹、ゆづるさん。
彼女は、中学生ですが、学校へは行っていないらしく、お姉ちゃんの
世話をしたり、気遣ったりしています。

硝子が、自殺未遂した後では、
「監督不行き届きだ」と嘆いていて、「どうすればよかったんだ」を悔やんでいます。

おばあちゃんが、「私は、ゆづるの事が心配だよ」というくらい、
ゆづるは、お姉ちゃんの為に生きているようにさえ見えます。

実際、彼女は、自分の事を、硝子の彼氏だと、石田君に宣言していました。

こういうケースは多いのではないでしょうか?

私の娘も、発達障害を持つ、弟の事が、大好きで、心配しています。
娘は、今も、息子が中学校に不登校になったのは、周りの理解のなさが原因だと思っていて、もし、理解があれば、彼は学校に行けていたはずと信じています。
その影響で、今、子どもの虐待、貧困、教育などに興味を持って、大学で学んでいます。

他の映画にも、きょうだい児問題が描かれているものがあります。

『コーダ あいのうた』

『ワンダー 君は太陽』

ネットフリックスだと、

『ユニークライフ』ドラマです。

親として、または、その子たちの周りの大人として、
障害児のきょうだいのサポートも大切になってくると思います。

私からみても、ゆづるは、本当にいい子で、幸せになってほしいです。

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