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タイのバジル焼きそば「パッキーマオ」が食べたい

 その昔、家の近所に輸入食材店に強いスーパーマーケットがありました。そこで輸入品のグリーンカレーの素が売っていて、タイの味を知りました。それ以来タイの輸入食材に興味を持ちました。ほどなくタイのインスタント麺「パッキーマオ」を知ることとなったのです。

 当時は「パッキーマオ」という名前は知らず、タイのパッケージのインスタント麺の後ろには輸入代理店の日本語シールが貼ってあって「タイのバジル焼きそば」と印刷されていたように記憶しています。

 Phat Khi Maoは「パッキーマオ」または「パットキーマオ」と日本語表記されています。タイ語で「パット」は炒めるという意味で、「キー マオ」 は酔っ払いという意味です。「酔っぱらいの酔いが覚めるほど辛い焼きそば」という意味らしいです。もうひとつは「酔っぱらいが冷蔵庫のあまりもので作る焼きそば」という説もあるようです。屋台で食べられるようなものなので、タイでは身近なファーストフードなのでしょう。

 ふと懐かしくなり食べたくなるのですが、そのスーパーマーケットは閉店してしまい、輸入食材のあるスーパーマーケットにもありません。通販でもなかなか入手困難です。そんなある日グリーンのパッケージのタイ産インスタント麺を見つけました。しかも安かったので意気込んで購入して家に帰りました。作り方を読んでショックを受けました。それはなんと「グリーンカレーヌードル」だったのです。

 しぶしぶ食べようかと思い袋を開けるとバジルオイルとチキンシーズニングが入っておりました。「これは、いけるのでは!」そう思った私は麺を茹でた後、お湯だけ捨てて調味料を混ぜてみました。「おおっ、バジルペーストが溶けてゆく」食べてみたら微妙に違いますが似ている味。これで安価にタイバジル焼きそば風が楽しめる、その時はそう喜んだのですが…

 今回は久々にその「グリーンカレーヌードル」を「タイバジル焼きそば パッキーマオ風」として再現することにしました。なぜ久々なのかというと割と辛党の私があまりにも辛いので、ごくたまにしか食べたくならないからです。とにかくそのぐらい辛いのです。

では作ってみましょう。

「ヤムヤム グリーンカレーヌードル」です。
サワディー クラッ (こんにちは)

パッケージはメタリックグリーンですごく綺麗です。
複数のスーパーマーケットのエスニック料理コーナーで
販売しているのを見かけます。

袋を開けてみました。

左がフレーバードオイル、バシルや辛味成分の入った固形のオイルです。
右がチキンやココナッツの入った粉末シーズニングです。
下にあるのは麺です。日本のインスタント麺に似てます。

家にある野菜などを具材にします。
今回はベーコン、玉ねぎ、キャベツ、小松菜、人参、エリンギ、ニラです。

作り方

具材は耐熱容器に入れてレンジで3分ほど温めます。
(具合を見て温める時間を調整します。
麺の茹で加減と具材の火の入り方が違いがあるので別々に温めています)

お湯を沸かし3分麺を茹でて残ったお湯は捨てます。

麺にオイルとシーズニングを入れて混ぜます。

程よく混ざったら具材も混ぜて完成です。

食べてみました。

マイルドなココナッツの甘み。
ホーリーバジルの独特の風味。

「美味しいなあ、でもなにか物足りないなあ…」

そうだ、
辛さが足りない。

野菜が多すぎたと思いましたが、違います。
おそらく日本人向けに調味料の辛さを抑えめにしたのではないでしょうか。

あのとんでもない辛さを再現するには、
輸入物のハラペーニョソース、
または粉末の青唐辛子を加えなければならないようです。

「タイバジル焼きそば パッキーマオ」
再び口にすることが出来るのは、いつの日でしょうか。


後日談


やはり再現してみようと思い作ってみました。
幸い「ヤムヤム グリーンカレーヌードル」は
5袋ワンパッケージで売っていたので一袋残っていたのです。

麺を茹でてお湯だけ捨て皿に盛りました。
バジルオイルとシーズニングを入れて混ぜておきます。

そこに業務スーパーで手に入れた
「グリーンハバネロホットソース超激辛」と

青唐辛子粉は入手困難なため、一味唐辛子を各小さじ一杯ほどトッピング!

そして混ぜ込んで食べると…

ややグリーンハバネロホットソースの酸味が増しますが、
私の知っている「バシル焼きそば」に近い味になりました。
工夫次第ではよりあの味に近づけるかも。

いつの日か会おう
「タイバジル焼きそば パッキーマオ!」


ジョップ(おしまい)


ご参考までに。
普通に「ヤムヤム グリーンカレーヌードル」を
「グリーンカレーヌードル」として作るとこんな感じになります。
グリーンカレー風のスープのラーメンという感じです。


どうぞよろしくお願いします。