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『寝かせる』ことの大切さ

『寝かせる』とは、一気呵成に物事をせずに、ちょっと間を置くテクニックのことでして、このテクニックは、日々の業務しかり作品の創作しかり、あるいは調理やパートナーにもとっても大事なことだったりします。すみません、最後はテキトー吐きました。

 もちろん、一気呵成の魅力は凄まじいです。即興画やヒップホップのフリースタイルや芸人さんのアドリブだったりと、とてつもない瞬発力は、感じる者にとってはドワーンと喰らいます。
 しかし、腰を据えてやらなければならない物事の場合、急いては事を仕損じることは往々にしてあります。ずっと同じテンションでもいられないし、どっかでダレますし、視野狭窄になってしまってふと気づけば全体の構図がしっちゃかめっちゃか、なんてなことにもなりかねません。

 そこで、『寝かせる』という、しばらく放っておく、ということをすることが意外な武器になります。
 私見ですが、脳がリラックスしてリセットされて、リフレッシュされる、そしてその状態で再開したときに、視界がよりクリアーになり、結果としてベストなフィニッシュを決めれるのかもと思います。
 例えるなら、「無駄な時間をなくそう!」という人生ギューギュー予定びっしりプランとは逆の捉え方で、まったりぶらり旅的なやり方です。それぞれ良し悪しはあるでしょうが、ぶらり旅だと意外な横道に入れたりするのです。
 創作なんかでは、ふとした脱線はとても大事な要素のひとつでもありますし、それは他の物事にも同じ作用があると個人的には思っております。ふらっと余裕を持てると、視点もフラットになり、冷静にもなれたりして、ゆとりのある結果が生まれることはしばしば。
 なので、焦ることなく、たまには気ままにでーんと構えて昼呑みしてもいいと思うのです。決して執筆とかサボタージュして今からin酒するための言い訳ではありません。決して。

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