見出し画像

去年の私たちから見た今日の私たち。

明けましておめでとうございます。
今年も皆さんと記事を通して出会えてとても嬉しく思います。
ぜひ今年も読んでいただけると幸いです。

時が経てば忘れられる恋があるのは本当だ。
現に片想いを再開しようとした彼のことなんて二ヶ月近く考えていない。
再開しよう!!と意気込んでおいて再開しようとしていたことすら忘れてしまっていた。

思い人を新しい人で埋める方法は人生で何回かしたが、そんなことしなくても最も簡単に忘れている。
あの頃は彼以上に好きな人はできないと思っていたが、彼に向けた好きがどのくらいだったか、今はもう思い出せない。

冬がはじまり出した時、なんだか色々な出会いがあったおかげでお話ししたり、ご飯に行ったりした人が何人か居たのだが、んーー。やっぱ違う。ってなってしまった。
それまで私は恋愛依存症なのかと思っていたのだけれど、気がつくともう彼氏が欲しい、好きな人が欲しいという感情がどこかに消え去った。

なんかつまらなくなったのかな。私。
彼氏が欲しいという言葉が数年間私の口癖だったにもかかわらず気がつくと私は自分がやりたいことを叶えることに精一杯になっていた。

「5年後、何してるかね。」
年末、友達と仕事終わりにスシローでポテトをつまみながらそんなことを話した。
来年はきっと何も変わっていないよ。と言えるのに5年後と言われるとなんだか夢が膨らんでしまう。

結婚しているのかな。海外にいるかな。昇進しているかな。とか。
そんなふうに思いつつもきっと私たちは5年後もスシローでポテトをつまんでいるだろう。
5年前、学生だった私たちと今の私たちは、実際何も変わっていない。 

未来の話になると決まって出てくるのは結婚の話。
5年後なんていい年だ。結婚適齢期かもしれない。
それでも今の私には将来添い遂げたい相手はいないし、結婚したいという気持ちが薄れてきているのも事実。

結婚したら、今みたいに閉店近くまでスシローに居座れないのかな。
オールでカラオケとかできないのかな。週一であんたの家行けなくなるのかな。

今の私たちにとって結婚のメリットは扶養に入れる、
とか帰った家に待つ人がいるくらいで、
デメリットの方が大きいのだ。

やりたいことが山ほどある。多趣味で好奇心旺盛な私にとってもしかしたら結婚はデメリットでしかないのかもしれない。

それでも去年の私たちから見た今日の私たちはなんだかもう少し未来に希望を持っていたように思える。
それなのに、今する話なんて未来の話か税金が高い話、それとときどきの恋バナだ。
なんとつまらない人間になってしまったのか。

それでも少しお給料が上がったり、たまに行く美味しいコースのディナーの回数が増えたり、そんな小さなことで変わったと思ってもいいのかもしれない。

未来なんて何があるかわからないじゃない。人生100年時代。
そんな中、たかが20年と少し生きただけで将来を少しずつ狭めるなら、私は私を愛していきたい。

ナナ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?