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野草食日記 315 野草も体質に合わせて

私は身体が冷えやすく、体質は虚弱です。
30代の頃から漢方医に薬を処方してもらったり、資格取得まではしていませんが、薬膳の勉強もしました。
ですので、普段料理の際にも自分に合う食材、合わない食材はいつも意識しています。

昨年までは真夏でも常に下っ腹が冷えていたのを、漢方薬酒にこれを加えて改善に至ってます。

今年の秋に庭で採れた山椒

身体を冷やすという黒い種の部分は除き、温める効果のある皮の部分のみを薬酒に加えて毎日飲んでいます。
いつもお腹が冷たいという私の言葉をシャワーのように聞いていた夫も、最近言わなくなったねというくらい顕著でした。

漢方の先生に処方してもらった薬を参考に
ホワイトリカーに生薬をつけ込んであります。
これだけでも身体を温める効果はありますが
更に先生の処方に近づけるため
山椒の皮を投入

さて、身体を温める植物があるということは、逆に冷やす植物もあるということです。
先日、熱を出して咳も辛く、たまたま分けてもらっていた野草茶にオオバコが入っていたので煮出して飲んでいました。
オオバコには鎮咳、去痰作用があるからちょうどいいなんて思っていたのですが、あとになって調べてみると、オオバコは身体を冷やす作用が強いことがわかりました。
しかも、基本的に体力がある人向きなのだそうです。
発熱してたからまだいいけれど、冷え性の私がオオバコのお茶の作用を知らずに常飲していたら、まずいことになりそうでした。

野草本やネットなどの情報では、体質面での向き不向きを書いてあるところって極端に少ないです、というかほぼ無い。
身体を冷やす温めるという情報以外にも、野草の薬効など良いところばかりを謳って、こういう人は気をつけましょうという注意喚起もない。
今後研究が進み、そういう情報も得られやすい時代になっていくと良いですね。
ただ闇雲に野草を信仰するというのは、何かが違うように感じています。

スギナについては、撮っていただいたこちらの動画で注意喚起をさせていただいていますが、主宰をしている野草の会でも都度情報を仕入れつつ、お伝えしていけたら良いなと思っています。


北鎌倉で毎月開催している食べる野草観察会、「なな艸の会」。
開催の先行案内はこちらを参考に受け取ってくださいね。


野草の勉強や観察会のために使いたいと思います。