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野草食日記 306 乾燥スベリヒユとイヌビユの白和え

先日、山形からこんなものを取り寄せてみました。

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関東では馴染みがありませんが、これはスベリヒユを茹でて乾燥させたもので、ひょう干しと言います。
スベリヒユのことを山形では「ひょう」と呼ぶのだそうです。

冬場作物ができない時の食料にするために、夏の間、畑にいっぱい生えるスベリヒユを乾物にしておく、北国の知恵なのでしょうね。

これを水で戻してお正月のご馳走様にしたそうです。
「今年、ひょっとしたらいいことがあるかも。」なぁんて縁起を担ぎながら食べたとか。ユーモアに溢れている、そんな心意気が私は好きだな。

試しに一袋全部戻して定番らしい炒め煮を作ったら、ご近所さんにお裾分けしても持て余すくらいの量ができてしまいました。
具は、ひょう干し以外にこんにゃく、人参、油揚げ、味付けは出汁、醤油、味醂、酒、お砂糖。
日本人だったら絶対好きな、鄙びていて、懐かしく、ご飯に合う味です。

2日目は目先を変えて、畑のイヌビユを茹でたのと合わせて白和えにしてみます。
これはもうね、絶対美味しい組み合わせです。

ゴーヤの塩昆布和えと一緒に夕飯に


野草の勉強や観察会のために使いたいと思います。