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野草食日記 306 イヌビユと豚肉の甘麹炒め

3年前、ご近所のチコさんちから分けてもらったイヌビユ。
年々、順調に種を飛ばし我が家の菜園のあちこちに生息するようになりました。
土も僅かづつ改良を重ねているためか、今年は特に株が立派に育っています。

穂先を摘んでも、数日後にはまた一食分に十分な量が採れる。
あぁ、何とも嬉しいサイクルではないですか。
今日イヌビユだったら明日はベニバナボロギク、と交互に食卓に登ったり、時には2つの青菜をミックスしてみたりとほぼ毎日、葉物を食べています。

この日は前日に採れたイヌビユの量が多かったので、1日目は定番のナムルに、2日目は生のまま炒め物にしてみました。

毎日暑くて食材が傷みがちです。
先日、買ってすぐ冷蔵庫に2日間保存していた鶏肉をいざ料理しようと思ったら、既に怪しい匂いがしていました。
同じ間違いは繰り返さない、と前日残った豚肉は甘酒と作り置きニンニク醤油をもみ込んでおきました。
これを、5月に料理家のゆうりちゃんとのコラボワークショップで教えてもらった美味しく肉を炒めるコツを駆使しながらフライパンで焼きます。

いい感じに焼けたら、食べよくカットしたイヌビユをフライパンに投入し、くたっとするまで火を通し、最後にごま油を回しかけます。
イヌビユは割と油を吸う野草です。
多めの油が美味しく仕上げるコツ。

まぁ、これが、めちゃくちゃ美味しくて。
もはやこれは野草ではない、野菜だ!と言いながら、箸が止まりません。

年々家庭菜園で採れる野菜や野草が増えてくると、暑い中買い物に行かなくて済むし、何よりお財布に優しいのがありがたい。
しかも美味しく栄養価も高いとなれば、一石四鳥というものです。


イヌビユの栄養的側面は以前こちらの記事にまとめているので、ご覧下さいね。


野草の勉強や観察会のために使いたいと思います。