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『禍話』コミカライズの感想と予知夢の記憶

最近ホラー小説を幾つか続けて読んでいたせいか、Xのおすすめに取り上げられていたネットラジオ『禍話』。その話が漫画化されて発売されたとのことで、興味本位で購入し読了。

まずは本の紹介から。

夜な夜な奇妙で禍々しい話を語るネットラジオ「禍話」が、漫画化。

SNSで多くのファンが漫画や小説作品にした怪談をアップし、人々の間に拡散されている話題の怪談ラジオ。ちなみに、書(描)いた人・聞いた人の身に何が起こってもそれは自己責任なので気を付けてください。
今回は、400以上の話から11の恐怖体験を厳選。
理解を超えた存在、浅ましき人の情念ーー身の毛もよだつような恐怖を感じられること間違いないでしょう。

とのこと。11のエピソードは身近な話題が多く、強烈な怖さを感じるものよりも、後からじわじわくるような怖さのものが多い印象。そんなエピソードのなかで、特に気になったものが以下のふたつ。

  • 肝試しに行こうとした女子高生の父が見た夢とはーー『模型上の死』

  • 自責の念にかられる少女に会いに来た、死んだはずの友達は――『で、どうする?』

『模型上の死』はいわゆる予知夢的な話なのだけど、自分の体験談として「予知夢は存在する」ので、こういった夢の形があるのかも、と思うとぞっとしましたね。何がなんでも僕は絶対に見たくない(汗)

ちなみに僕が予知夢を信じたきっかけは、僕の母が祖母の死を夢で知り、言い当てたこと。その時のことは今でも鮮明に憶えていて、母が夢にショックを受けて目覚め、居間で夜中までゲームしていた僕に夢のことを話した直後に電話が鳴り、それが病院からの連絡で祖母が亡くなったことを知る・・・って流れ。これにまつわる話は色々とあるのですが、いずれ機会があれば別に書くかも。なお、僕にはこれっぽっちも霊感は無し。

『で、どうする?』 については、ラストのフレーズがとにかく印象的で、

5年経って
10年経って
関係ないって
知らない顔して
生活してても
向こうの
タイミングで
来るんですって

母の予知夢もそうで、突然夢に誰かが降りてくる。しかも、誰の不幸か分かる時と分からない時があり、教えてくれるかどうかは全て向こうの都合次第なんだとか(ちなみに母の予知夢はなぜか血縁者の不幸限定)。これもまた妙な実感があって背筋が寒い・・・。

あなたの知らない世界とは良く言ったもので、本当にそんな世界があるのかもしれませんね・・・・・・。

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