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京都大阪旅行記 2023夏 [前半]

今月半ばに高校時代の同期と京都に進学した同期を訪ねて、京都大阪旅行に行ってきました。

旅のきっかけ

この同期というのはもともとただクラスメイトだったのですが、ビジネスコンテストの参加をきっかけに仲良くなり、それぞれキャラも違うし、進学したジャンルも違うのですが、集合すると話が尽きなくて、時間が一瞬で過ぎて話し足りないまま解散というのが常です。笑


さてさて、そんなメンバーの1人Mちゃんは京都の大学に進学したので、いつも会う時はMちゃんにわざわざ東京に来てもらっていました。
だからこそいつか京都に行きたいね。とみんなで話していたのですが、コロナやら就活やらサークルやらでなかなか叶わず、やっと行けることになった念願の旅行でした。
(とは言ってもメンバーの1人は留学中なので全員集合!というわけではないのですが)

最初は同窓会的な感じだったのですが、ついでならUSJ行ったり、京都観光しよう!ということで3泊4日の旅になりました。


Mちゃんと会えたという最大イベントがあったのももちろんですが、大学生になったからか今までと全く違う京都大阪旅行だったのでここに残しておきたいと思います。


Mちゃんに会う日と各ホテルだけは確保してましたが、それ以外の予定を当日まで何も決めてなかった私たち。思いつきとノリでできていた旅行でしたが、どなたかの参考になればいいなと思います。 

1日目観光(嵐山)

1日目は到着するなり、嵐山観光。
嵐山では湯葉のお店で腹ごしらえ後、嵯峨野トロッコ電車、竹林、渡月橋、嵐電と王道観光。
嵯峨野トロッコは嵐山に向かう京都からの電車の中で予約しましたが、問題なく取れました。

嵯峨野トロッコ電車

嵯峨野トロッコ電車で駆け抜ける嵐山の渓谷は普段都会のビル群に囲まれて、自然なんて全然触れることのできない私にとっては本当に美しかったです。
この自然を切り開いて、橋を作り、トンネルを作り、鉄道を通らせた先人達を思うとありがたいなぁと感じます。

嵯峨野トロッコ電車
トロッコから見られた川下り



欲を言えば紅葉のシーズン、桜の季節、絶対寒いけど雪の季節にも乗ってみたいと感じました。

行きはトロッコ、帰りはローカル線で嵐山駅に再び戻りました。
このローカル線もまたトロッコとは全然違うルートを通るのでまたまた先人達に思いを馳せました。


決して鉄道ヲタクではないのですが、都心ではなく自然の中を走る電車には普段にはない珍しさも相まって、心奪われるなにかがあるなぁと感じずにはいられません。

竹林

そして戻って向かったのは竹林。
嵐山といったらの竹林。それはもう観光客に溢れていて、もはや日本人より外国人が多くて、円安の影響を感じながら活気に溢れていました。
そんな活気で溢れているのにいざ竹林に入るとその圧倒的な落ち着きが私たち観光客をリラックスさせてくれるので、お豆腐ソフトクリームを食べたり、友人と写真撮影をしまくったり、のんびり満喫しました。

竹林を抜けた線路
天龍寺(空模様が怪しい)
渡月橋(空模様が怪しい)




その後、天候が悪くなってきたのもあり、天龍寺、渡月橋を急足で回り、嵐電でホテルに向かいました。

嵐電

嵐電もまた、東京にはなかなかないスタイルの電車で、料金のお支払いも東京のバスと真逆スタイル、友人と2人で困惑しながら四条まで向かいました。

嵐電


嵐電の道中は映画村があったり、朝ドラのカムカムエブリバディの舞台だぁなんて思いながら、ふかふかの座席を堪能していました。
(カムカムエブリバディは私の所属していた東京学生英語劇連盟(Model Production)の総監督である奈良橋陽子さんがモデルになった作品なので、勝手にエモエモしてるという…)

京鴨ひつまぶし かもしぎん

さてホテルに到着後一休みした後は、2人で錦市場の鴨のひつまぶしを食べにこちらのお店へ。

鴨ひつまぶし(友人撮影)
鴨だしのおでん(友人撮影)


こぢんまりとしたお店でひつまぶし以外にも鴨だしのおでんや鴨の餃子や生春巻きと鴨ざんまい。
元々はハシゴして色々回るつもりがおいしすぎて、ここだけでお腹も心もいっぱいに。
そのままホテルへ帰りました笑

2日目観光(京都市内いろいろ)

2日目は食べ歩きをテーマに。
八坂神社からいろんな神社やお寺、グルメを巡ろうという話でしたが…。

よしもと祇園花月

八坂神社近くのバス停を降りたら、目の前はなんとよしもと祇園花月!


これは運命ではないか。
劇場ヲタク、舞台ヲタク、劇場文化を勉強したい私としては絶対に行きたい。
しかも誕生日月&学割で1400円と破格に安い!(映画より安い!)
これは行くっきゃない!

ですが友人は神社巡りのつもりだったので、非常に我儘なことですがお願いして、別行動に。
(食べ歩きは何処へ)

終演後南座に集合してまた行動しようということで、私はよしもと祇園花月へ。
今回が生まれて初めて生でお笑いを観る機会だったのですが、テレビで観るのとはまるで違いますね。
ミュージカルだって、生で観劇するのと配信や映像で観るのとは集中力がまるで違うのと同じように。

劇場全体に笑うぞ!っていう興奮と活気がみなぎってて、芸人さんもその空気感に身を任せて輝いてらっしゃって…。
いやー面白い経験ができました。

第二部の新喜劇もコテコテだし、なんか話の流れは想像つくけど、やっぱり笑っちゃう。
ダチョウ倶楽部のそれみたいな感じ。
個性豊かなキャラクター達のドタバタコメディ。
これをテレビで見られる環境に育った関西の方が面白い人になるのは当然だなぁと思いました。

ただ暴力を振るったりする笑いは個人的にはちょっと古い?と思いますが。

風景印巡り

終演後、集合時間までは祇園花月周辺には郵便局がたくさんあることがわかり、風景印巡りに。


祇園の可愛い郵便局


風景印とは全国津々浦々の郵便局にあるスタンプで、その郵便局があるエリアの名所や特産物などのデザインが施されてます。
ただこの風景印、なかなかハードルが高く、郵便局の窓口でお願いして押してもらうのですが。
そもそも郵便局がやっている時間って平日の夕方5時まで。
平日の夕方5時までって、行けそうで行けない。
さらに旅行となると休みの関係からも中々難しいのです。
さらに苦労して辿り着いてもそもそも風景印を置いてない郵便局もあります。

元々は切手ヲタクの父が風景印を集めていて、父のお土産用ではありますが、個人的にはスタンプラリー感覚で楽しんで集めてます。
毎回それぞれの土地のデザインで発見もあり面白いです。

バスで行くにも絶妙な距離だったので運動がてら祇園花月→東山三条→三条大橋→南座とぐるっと回りました。

友人と合流後、祇園白川を観光、一休みしにkoe donutsに向かいました。

koe donuts

このkoe donutsは日本を代表する建築家の隈研吾さんがデザインされたドーナツ屋さんでとにかく洗練されてる!

koe donuts
お団子みたいなドーナツ
店内の様子(友人撮影)


ドーナツも美味しいし可愛くて、店内で販売されているクッキー缶をお土産に購入しました。
店内は広々としていて、Wi-Fi もコンセントもある充実っぷり。
京都に住んでたら絶対自習場所にしてます笑
ここで小1時間休憩後、鴨川を散策したい友人と日銀旧京都支店の前田珈琲に行きたい私でまた別行動。

前田珈琲 文博店と京都文化博物館

前田珈琲はこぢんまりして落ち着いた素敵な雰囲気のカフェでした。
ですがfrom カフェto カフェだったので、変な気分に。

店内の様子


集合時間まで何かしようと外に出たら、すぐ隣の京都文化博物館でこんな展示をやっている!



なんだか吸い込まれそうで奇妙なこの看板に目を奪われ、調べたら金曜日のこの日はちょっと終了時間が遅い!
これは運命では?と思い、完全にノリでこの特別展に行ってみました。

京都岡崎にある星野画廊コレクションから少女をテーマに集めた本展示。オーディオガイドを借りて、解説を聴いていたのですが、審美眼のある星野さんのビッグネームにとらわれないコレクションのスタイルはすごく素敵で、星野画廊にも今度行ってみたいなぁと思いました。

国内国外問わず様々なジャンルの絵画があり、発見と驚きの連続でした。
京都を拠点に収集されていた星野画廊のコレクションだけあって、モデルが舞妓さんなことが多く、京都らしさを感じました。
やはり文化も学問も発展し、発展し続けている京都という魅力的な街だからこそ生み出される唯一無二の作品達。
西洋絵画のタッチで描かれる舞妓さんは新鮮だし、はたまた外国人向けに描かれた日本の絵画も新鮮。
普段旅行先の欧米などでみる絵画とはまったくもって違って本当に面白かったです。個人的には女性画家の方が描く少女達の唯一無二の色っぽさがとっても素敵でした。
あまり知られてないけど(とは言っても私には知識がほとんどありませんが)ここまでの名作がこんなにあるとは。絵画の世界は奥が深い。

私も将来、自分の感性にビビッとくるアートを収集してみたいなと密かな願望がムクムクと出てきました。
きっかけはただの偶然ですが、この展示に巡り会えてよかったなぁと心から思いました。

1時間ぐらいでサクッと巡って、余裕を持って集合予定があまりの面白さに時間を忘れてあっという間に2時間を超え…。
結局大遅刻をかますという大失態。

それでも最後の方は急足も急足だったのでとりあえず購入した図録を今度じっくり思い出しながらみようと思います。

ここら屋 御幸町本店

そして、大遅刻して向かったのはその日の夜ご飯。
待ちに待ったMちゃんとのごはん!

京町家の建物を使ったアットホームなごはん屋さんを予約してくれました。人気店のようで私が入る頃には並んでました。

とっても素敵な雰囲気のお店で、ごはんはどれも絶品!京都に旅行予定の方!本当におすすめです!

お酒もお箸も積もる話も止まらず、あっという間の時間でした。


その後はみんなで鴨川で手持ち花火をして、Mちゃんのお家に移動。
夜中の3時ごろまでおしゃべりと晩酌が続きました笑

京都の学生気分を味わえて楽しかったです。


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