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「本当にいいのか?運命の言いなりで全部投げ出して…本当にいいのか……………自分の頭で考えてくれ!!!」(好きな漫画の話)

題名悩みました。何か台詞をと………これにしました。他にもいっぱいあったけど、なんかこれにしました。


みんな、好きなものの紹介上手いよね…と思う私です。
この記事は好きな漫画の話です。


好きな漫画やアニメの事を説明しようとすると上手く言葉になりません。


それはもう頭の中に七色の波が起こる様なものであって、それに触れた感触や、音やら匂いやら、そういうのはとても感覚的で
言葉にしようと思うと、とんでもなく文字が必要な気がします。あと、私はそれを表す言葉を知らないと感じます。

漫画もラノベも、アニメも、その他色々見てきましたが、満足行く説明が出来た試しがない。

たくさん買い漁った漫画の大半を結婚して引っ越す時に売りました。
勿体なかった。売らなきゃよかった。


それから数年後どうしても読み直したくて買い直した漫画があります。

「マギ」です。

他にも沢山、思い出深い漫画は沢山あるのだけれど…。

なんでだろう。
なんででしょうね。

買い直しました。


真理…そう、なんだか真理なのかな。
「鋼の錬金術師」にも同じ感覚があります。

とにかく、読みたくなるというか、読んで何かに気が付きたくなるのです。読むと何かが補充されるのです。
何ってのが言えなくてもどかしい。

マギはアラビアンナイトがモチーフの冒険物語です。

登場人物が皆…そう、皆わかる…。わかるのです。(語彙力の欠如)

正義とは何なのか、平和とは何なのか、悪とは何なのか、人とはなんなのか、それ以外の命はなんなのか……

マギを読むと「んむむむ…………………」となります。

どのキャラから、その世界を見るかで、答えがゴロッと変わってしまうのです。

主人公は…一応アラジンとアリババ君なのかな?でも、どのキャラも主人公といえば主人公。
そして、その主人公達が本当に思考が様々なんですよね。
生まれ育った環境、持っている性質、ともに歩む仲間、今までに経験した事。
皆、当たり前だけど違う。
何が大切かだって違うし、それに到達するルートだって違うし、攻略のしかただって違う。

求めているものが最終的に1つの点だとしても、其処に至る道は無数にあるのです。

それが描かれてるお話だと思います。

だから…………視点がすごく多い。


誰が悪いとか、誰が善だとか、凄く言い難い。
そんなのは当たり前なんだけれど、じっさい日常では何処かで善悪をはかったりしてませんか?それは勿論、必要な事で、自分が嫌なものとか、悪だと思うものに毅然とした態度をとるとか当たり前なんだけど…なんというか、そういうのも含めて世界を見るっていうか………

物語って読み手は特等席なんですよ。(と私は思ってます。)
全部見えるの。
かわりに手を出せない。入れない。
背景なんです。

で、せっかく背景で特等席なんだから善悪つけずに見てみると「結局おなじことじゃん」とか思ったりして、でもそれにしても至る道の在り方とか、色とか、感じるものって様々で、それを…胸いっぱいに抱きしめてみると
なんか、こう、なんとも言えない…迷宮。
でも、やっぱりぼんやりでも「私はっ…」ていうのが出て来たり、そういうのが面白いなって思っています。
マギを読むと特にそれが大きくて…その、そういうところがオススメポイントです。(わぁ…わかりにくいっ、!!!!)


もちろん少年漫画らしく?『悪いやつ』というのも出てくるのですが、なんか……こう……なんか……そう、悪いやつにも芯がある。悪いやつには、悪いやつの正義があって、それが当たり前であって、そのキャラからしたらそれが護られるべきものだったりして、なんというか……。(この辺が説明できずもどかしい。)


私はアラジンのような事を割と思いますが、実はシンドバッドの言うこともよくわかります。『この人と私、似てるとこある気がする…えぇ…なんかショック~』なんて当時、思った思い出(シンドバッド推しに怒られそうですね。笑)

そしてアリババ君に憧れるというか、彼のような人が上に立つといいなぁと思ったりします。
悩んだり、間違ったり、助けられたり、情けなかったり…でも、真っ直ぐで、お人好しで、結局努力家で、なんだか手を取りたくなるし、なんだか手を伸ばしたくなる、そんなキャラがアリババ君です。

凄く強くて、凄く力があって、凄く頭が良くて、何でも凄い人じゃないからいいのかも。

シンドバッドは逆に何でも出来るし、とても豪胆。だからこそ、頂点に相応しい気もするけれど……それだけじゃ駄目。と私は思います。
もちろん、シンドバッドにも駄目なところは沢山あるのですが、それを見せる気が無い人というのは隙がなさ過ぎます。

いいんです。隙があっても。
みんなで埋めて丸くなるのがいいんだよと、私は途中のシンドバッドに思います。

出来る人の孤独って其処にあると思います。
誰かと手を繋ぐのって案外、難しいんですよ。
繋いでるように見せるのは簡単というか、頭使えば出来るんですけどね。
本当の意味で手を繋ぐって、実はとんでもなく勇気いると思います。


そして、その手を悩んだりしながら、時に闇に落ちながらも、真っ直ぐ伸ばすのがアラジンや、アリババ君なのです。

まぁ、立ち位置としてはユナンになりたいですけどね私は。革命は似合わないので白黒しないところでの魔法使いが良いです。笑

読んだことのない人には『なんのこっちゃ』ですね。笑

1から物語を説明というか、こういうことがあってねと語るのは時間や文字数をかければ出来なくはないのだけれど、この漫画にかんしては読んでほしいと思うのです。

読んで、感じて、考えて欲しい。


漫画は物語だから、一応の結末が用意されていますが、自分だったら…どういう結末にしたいだろうと考えます。

私は何を心に灯して、その道を進むんだろうと考えます。

「マギ」は私に考えさせる漫画なのです。
笑ったり、憤ったり、悔しかったり、嬉しかったり。

凄くたくさんの心が生まれる漫画だと思っています。
好き嫌いはあるだろうし、面白くないと思う人もいると思いますが、まだ読んだことの無いあなたはもし良ければこの機会に読んでみて貰えれば嬉しいです。

そして、読んだことのあるあなたは、是非コメント欄にあなたの感想や好きなキャラや、うーんなんでもいいですが何か書いてくれたらうれしいです。

いや、読んでても、読んでなくても、何かコメントくれたらそれはそれで嬉しいです。笑


好きなものを紹介するのって難しい。
上手く紹介出来なかったけど、この想いのほんの欠片でも届けばいいなぁと思います。




サポート設定出来てるのかしら?出来ていたとして、サポートしてもらえたら、明日も生きていけると思います。その明日に何かをつくりたいなぁ。