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私がIBでやったIAまとめ

Hello again! It’s nana 🌈

IB(国際バカロレア)では、各教科IAという課題をやらなくてはいけません。

(※ このブログで話すIAは、Extended EssayやTheory of Knowledgeとは違います。)

テーマやトピックは自分で決めることができ、教科によってIAのフォーマットが違ってきます。

英文学ではエッセイスピーキング、理系科目ではラボレポート、ITではウェブサイトなど色々な形でIAを提出します。

今日は私がIBでやったIAのトピックをまとめました!

私が選択した科目

English A: Literature HL (英文学)
Bahasa Indonesia SL AB (インドネシア語)
Biology HL (生物学)
Chemistry HL (化学)
Information Technology in a Global Society SL (IT)
Mathematics SL (数学)


English A: LiteratureのIA

この科目では2つのIAがあり、エッセイ (written assessment) とスピーキング (oral assessment) でした。

エッセイは、村上春樹の「海辺のカフカ」について書きました。

先生が本のリストを持っているので、先生と相談しながら自分が深く分析したい本を選び、自分でタイトルを決めてエッセイを書きます。

私は「海辺のカフカ」の運命論についてエッセイを書きました。

ストーリーに出てくる登場人物、シンボル、テーマなどを分析するだけでなく、村上春樹の作文まで徹底的に分析しました。

自分の意見を支えられるように、物語の文章を引用しないといけなく、忘れないように文章を丸暗記するようにしていました!

スピーキングは、このパンデミックになってからZoomで先生と行いました。

これは詩と本が決まっていて、ノートなしで自分の記憶だけを頼りにして分析するハードルの高い課題でした。

これもエッセイと同じように、徹底的に分析していくのですが、最後に先生から聞かれる質問もしっかり答えなくてはなりません

読書が大好きだったからこそ、乗り切れたんだなと思います笑。


Bahasa Indonesia SL ABのIA

私はAb Initioという初心者向けのレベルを取っていたため、このレベルの最終試験だけ11月にあり、パンデミックには影響されませんでした。

この科目も先程の英文学と同じように、エッセイとスピーキングがありました。

エッセイは簡単なトピックを選び、「日本とインドネシアの食文化を比較する」エッセイを書きました。

エッセイは楽勝だったのですが、この科目もスピーキングが難しかったです。

スピーキングでは、バリ島の新年「ニュピ」について話さなくてはいけなく、伝統儀式なのでボキャブラリーが少なかった私にはハードルが高かったです…笑。


BiologyのIA

生物学ではラボレポートと言った、自分で行った実験をまとめたレポートを課題として提出します。

実験の内容も全部自分で決めるので、放課後にラボに行って課題を進めます。

私は「培養細菌に対するエッセンシャルオイルの効果」をトピックにして、オリジナルの実験を組み立てました。

実験とはいえ、本格的なラボレポートを作らないといけないので、計算もいっぱい書かなくてはなりません。

自分の主張を支えるための計算やエラー計算も、全て自主勉強し、先日お話ししたハイスペック計算機、GDCを頼りに計算していました。


ChemistryのIA

化学も生物学と同じように、ラボレポートを課題として提出します。

理系科目によって、ラボレポートに含めないといけないことが違ってくるので、それは先生の指示をフォローすることをお勧めします。

私の経験では、生物学と化学の課題内容は結構違いました。

化学の課題では、5つのエッセンシャルオイルを使って石鹸を作り、それらの特徴の違いをまとめました。

実際に使ってみた感想をまとめたり泡立ちや匂いの違いをまとめたり収率の違いを計算したり、結構時間がかかりました笑。

化学の計算が大変だったのは、今でもハッキリと覚えています。


Information Technology in a Global SocietyのIA

私が一番苦戦した課題は、このITの課題でした。

私はウェブサイトを作ったのですが、私のIB校の場合はウェブサイトかデータベースの選択がありました。

結局データベースを選択した生徒は誰もいなくて全員ウェブサイトを作ったのですが、これが本当に難しかったです。

まず、ウェブサイトを作るのにテンプレートは基本的に使いません。

なぜかというと、後からウェブサイトを組み立てたコーディングをスクリーンショットして全て説明しないといけないからです。

テンプレートを使ってしまうと、もう他人がある程度作ってしまっているので、説明が難しくなります。

そのため、HTMLとCSSを使って一から作っていきます

更に難しいポイントは、ビジネスを運営している方のウェブサイトを作らないといけないと言われていたので、自分のやりたいようには作れません

その方の希望したデザインを叶えないといけないので、上手くいかないと途中で全部消してやり直す生徒もいっぱいいました。

一つのコードが間違っているだけでウェブサイトが動かなくなるので、本当にストレスな課題でした笑。


MathematicsのIA

数学の課題では、実験なしのラボレポートのようなレポートを提出します。

これも自分の好きなトピックを決めることができ、関連性モデリング確率統計など幅広いテーマから選びます。

私のトピックは「地球から近い星までの距離を計算する」でした。

最初はもっとシンプルなトピックにしていたのですが、友達からそれはシンプルすぎて点が取れないと言われ、このトピックに変えることにしました笑。

数学の課題は意外といっぱいネットに例が載っているので、ぜひチェックしてみてください!


IBDPを取得するには、これらの6つ(スピーキング入れて8つ)の課題に加え、Extended EssayとTheory of Knowledgeという課題も終えなくてはなりません。

(※ 科目によって課題の数が違ってくるかもしれません。)

今振り返ると、本当にIBはハードルが高いと思います。

常に課題に追われているので、本当にストレスに潰されそうになります。

そのため、課題を始める前に下調べをして、ネットに載っている例を参考にしてトピックを決めることをお勧めします。

これに関しては後悔しているので、私みたいに全部後回しにせず、早めに始めましょう笑。

(先輩にあれだけ後回しにしたらダメと言われながらも、後回しにしてめっちゃ焦った人ここに一人🖐🏼)

もしお子さんにIBをさせたいと思っている方は、英語が難しくて分からないからと見放さず、最後までサポートしてあげてください。

正直に言うと、私は先生や家族のサポート無しでは、ここまで辿り着けなかったと思います。

世界中の大学から認められている資格なので、簡単にIBを取得できると思い、授業についていけないのにも関わらず、IBを始める生徒が私のIB校でもいました。

大学受験にすごく有利な分、覚悟して挑まないといけないぐらい本当に難しいです。

IBを始める前に、しっかりどのようなカリキュラムなのかを調べることをお勧めします!

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!⚡️


Talk to you soon!

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