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固有名詞で呼んでほしい。

〇〇さんののお姉ちゃんお兄ちゃんとか、妹ちゃん、とか。枕詞に必ず「〇〇さんの」とついて回るこの言葉は、ときに「自分とは何者なの?」「なんで固有名詞で呼ばれないの?」って悪気なくその人を苦しめる言葉になることもあるかもしれない。

有名なところでいうと、もう引退されたけど元フィギュアスケーターの浅田真央さんのお姉さんがそうだった。
「浅田舞」という名前がちゃんとあるのにその名前ですら読んでもらえることは少なくなって、妹の真央さんが有名になればなるほど「浅田真央ちゃんのお姉ちゃん」として知られるようになったりそんなふうに呼ばれることが増えていった。

「わたしって…誰やったっけ?」
そんな些細なことから自分よりも他人を優先してしまう癖がついてしまうのかもしれない。
超がつくほどの繊細さんが生まれるきっかけになるかもしれない。

一般人のわたしにわかるわけもないけど、自分じゃない誰かの名前を呼ばれ続けることで舞さんは、“自分じゃない誰か”や、“誰かが望むわたし”を演じようとがんばってたのかもしれない。

わたし達はいつでも誰かに見られている可能性のある有名人じゃないにせよ、半径3メートル以内の誰かにいいところも悪いところも、「あの人はあんな一面があるんだな」って行動や態度や口癖、仕草なんかは判断材料にされてる可能性は十二分にある。

人は見かけによらず、っていうし初対面だからとか
言葉を交わして間もないけど多分こういう人なんだろうと仮にでもその人なりに相手のキャラクターを仮説立てて探り探りで話をしようと試みる人がいる。

両方共間違いとか正解とかないけど
読みが外れると後々大変なことになる。

「〇〇さんの」という言葉は
話し相手にとっては何気なく使った言葉だったとしても、それが苦しいって感じる人もいる。枕詞に縛られる人が、ひとりでも減る社会を ーわたしひとりじゃ難しいから、あなたの力を借りて、一緒に作っていきたい。

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#人は見かけによらず #考えてみた #固有名詞


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