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保育園を3つ体験した6歳息子の園生活、これにて完。

3月31日。

今日は、6歳息子の保育園生活最後の日だった。卒園式が一週間ぐらい前にあったにも関わらず、あまり実感がわかんもんやなぁとヌボーっとしていた。

それが、最終登園日の朝、つまり今日。
「この制服も最後か」「2人揃って登園するのも最後」「このリュックも最後、名札も、タオルも……」と、猛烈にフィナーレ感が出てきて、慌ててカメラを取り出して朝から二人を追っかけた。

思い返せば、彼の園生活のスタートは「酸っぱ」かった。

2歳半、突然知らないところに預けられた彼は、泣きながら「しぇんしぇ、酸っぱい!酸っぱいにょん」と、毎日担任の先生を「酸っぱい」と罵倒した。2歳半の彼が持つ語彙の中で、「最大級の嫌」に変わることばが「酸っぱい」だったことに、わたしも先生も笑いが止まらなかった。

そして、彼の「酸っぱい」園生活は、ガンガン変化した。2回引っ越したので、保育園は3個所経験した。その度に寂しがってくださると同時に「〇〇くんなら、どこにいっても大丈夫よ」と、暖かく送り出してくれた」


イスラム圏の方?と思われるかもしれないが、全力で母のタイツを被る圏の方である。

「こんな謎に引っ越して、お友達とも離れて、良かったのかしら」と、思ったりしたが、思ったよりずいぶん彼はたくましかったし、順応力の高さは家族の中でもピカ一だった。そういった柔軟性に支えられながら父母は、チャレンジングな決断もさせてもらえたのだ。

それにしても、彼はどこの園でもかわいがってもらった。愛していただいた。そんなふうに思う。

最後の担任の先生からの連絡帳にはこんなふうに書いてあった。

「面白くて、かわいくて、素直で優しい〇〇くん、大好き。」

他のクラスの先生にも「面白くてみんなを笑顔にしてくれました」と。園長先生にも、「面白いよなぁ、〇〇くんは。」と言われる。

そ………そないに面白いん?
わての息子……、そないに?

「彼は、園ではおもしろ担当だったんですね………?」と聞くと見送りに来てくれた先生方が皆「はい!」と笑顔。(笑)


ずーっと一貫して、園ではオモシロ担当だったことを、母は登園最終日に知りました。あなた、最初からブレてないのね。


いやぁ、そうやったんや。
なんか…………かっこよ!(笑)

そして、四年間の園生活、おつかれさま。
やったね、やりきったねぇ、楽しかったねぇ。母も、いつも愉快でしたよ。


第一章は、おしまい。
君は、次なるステージへ🕊️

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