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自分の太腿が醜い

摂食障害になったのは、自分の下半身が嫌いだからだ。特に太腿。上半身とお尻までは本当にほっそい、幼児体型のくせに、ふとももの外側だけやけに張り出している。
私はその部分を包丁で切りたくなって、何度か切ろうとしたことがある。怖くなってやれていないけれど。
YouTubeで探して何ヶ月も続けた筋トレだって、有酸素運動だって、過食嘔吐だって、拒食だって、私の心をすり減らすくせに、太腿の肉を落としてはくれない。

もっと吐き続ければいいの?もっと食べなければいいの?
わからない。日々をうまく生きれない。私はコンプレックスを受け入れられない。醜い脚と共に生きるのにも、耐えられない。死にたいと思う。

贅沢な悩みだ、という人もいるだろう。わかるよわかる。5体満足なことに感謝しろよって。
その通りだよ。わかってるんだよそんなの。

でも私たちは現状に満足できない。隣の芝生は青く見える。嫌なものは嫌で、それを変えるために頑張るのだっていいでしょ。

それが食事になって病気になってるのがダメなだけで。コンプレックスをなんとかするための努力は正しいと思う。でももう5.6年くらい悩んで努力しても継続しても変えられないのだから無理なのかな。もっと拒食になろうかな、とか思っている。過食気味の最近はリヨンに旅に来ている。旅先でも過食かよ、と自分が怖くて怖くて怖くてもうおかしくなりそう。

よくみるAV女優の涼森れむちゃんの体型が好きだ。細い、華奢、愛おしい。彼女みたいな体になりたい。
やっぱり食べないしかない。痩せたい。痩せて誰かに愛されたいんだと思う。

明日起きたら脚が細くなっていて欲しい。そうしたら自分に自信が持てるのにな。

容姿に全ての責任を還元することの虚しさ。他のことを頑張るべきだろうね、容姿以外だと努力はすぐ結果が案外出せるのだ、私は。太腿だけがずっと変わらないコンプレックス。努力が結果に結びつかないというのは、太腿に関して言えば本当にそう。他のことは大抵なんとかなる。勉強も仕事も人間関係も。
だから私は脚をどうにかするには切るしかないと思うぐらい思いつめている。パーソナルジムもダメだったからなぁ。次は半年くらいピラティスをしようと計画中である。私の性格なので多分すぐ始めるけど、、、効果は多分ないのだろう。そしてまた包丁を握って太腿を見つめるのだろうな。

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