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ふとおもいだしたこと

昔父親が、家族皆で訪れた花の舞という居酒屋で料理が来るのが遅いと店員を何度も呼びつけ怒鳴りつけていた。私が中学生の時。
その前か後か、ワインバーで兄にワインをかけてしまった店員に対して怒鳴り散らし、店を凍らせていた。クリーニング代を出せ!責任者を呼べ!と大声で怒鳴る父親を見て育った。
それに怖がる人々、落ち着いて対応する責任者を見てきた。誰が悪いとか、店員が悪いとか、そういう話ではない。
こういうことが何度もあった。
父は心が狭いのだ。笑顔で大丈夫ですよ、と言えばいいじゃないか。遅くたって、ゆっくり話して待てばいいじゃないか。
既に子供の私の方が彼より遥かに成熟している。心が彼より大人なのだ。どう振る舞うべきか客観視できていない人間は浅ましい。
私はこんな家族にサンドバッグにされながら育った。だからこんな根がまっすぐでいいやつに育つことができたのだろうか。突然変異種すぎる(希死念慮には取り憑かれてしまったが)。
この家族は異常だ。早く金だけ踏んだくってでていかなければ。

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