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「よい体脂肪だけ」を残す3ステップ〜その2〜

いまある体脂肪の「いらないところ」を無くすために。
また、痩せてもぺろーんとした”鶏皮スキン”にならないように。

アーユルヴェーダの知恵から、3ステップで解説しています。

「よい体脂肪だけ」を残す3ステップ

  1. いらない脂肪を排出するための「回復期」

  2. 吸収を効率よくするための「消化力磨き」

  3. 良質な脂質を一日15~25g

今回はステップ2について解説します。

※前回の記事はコチラ

吸収を効率よくするための「消化力磨き」

今回は「磨き」のフェーズです。

洗い物で言うと、ステップ1で大まかな汚れを落とし、 ステップ2では洗剤でキュッと磨くところです。

体の経路(栄養の通り道、老廃物の流れるコース)をピカッと磨き、 食物をスムーズに吸収し排出までをやり遂げる、つまり「消化しきる力」を高めていきます。

「消化しきる」ことができないと、どんな食べものも「消化できなかったもの」として消化管に留まり、酸化、腐敗し、ガスを発生させたり、脂肪の部屋へ運ばれ保管されてしまいます。

そうならないために、「消化できなかったもの」はいち早く体から排出させる必要があるのです。

消化管を磨くことで「正しく吸収し、いらないものを排出しきる」これができる経路の整備をしていきます。

具体策6つ

とくにオススメの6つがコチラ。

  • 6:4の食材バランス

  • 軽く火を通して食べる

  • 水分と油分を含む調理方法

  • ギーを食べる

  • 朝一番に生姜入りの白湯

  • 朝ごはん代わりに「スパイスチャイ」


✔︎6:4の食材バランス

滋養と排出のバランスを整えます。

体の巡りを「平常運転」にするには、燃料と排気のバランスが必要です。

燃料となる食べ物は「甘み」をもった食材で、芋やかぼちゃ、にんじん、大根、米、くだものなど。

「排気」であるデトック作用のある食べ物は「苦み」のある、葉野菜、香味野菜、豆など。

この割合を 甘6:苦4 にすることで、巡らせるための土台が整い、歯車がやっと合ったかのように「安定した走行」がそのときから始めるのです。

「排出食材」ばかりを食べていると、体の必要な組織までも流れ出てしまうと言います。 滋養までもが排出され「燃料」である巡らせるためのエネルギーが枯渇してしまいます。

次食べたものを「消化する」力が弱り、少しずつ蓄積されていく・・・このサイクルに陥りやすくなります。

食材のバランスのポイントは、片手こんもり甘み、片手軽め苦み

6:4のバランスに整えてみてください。私は、厳しい糖質制限からこのバランスに変えた「その日」から、体が変わっていきました・・!  


✔︎軽く火を通して食べる

食べる前のひと工夫。「消化の火」を食材に与えるイメージです。

体が重いと感じるときや、消化管の鈍さを感じるときは、消化の一工夫として軽く火を通したものを食べるのが得策。

また、生野菜が消化されにくい体質の方(ヴァータタイプ)にとっても役に立ちます。 「食温度」と「体型」はわりと比例するのです。  

✔︎おすすめは「蒸し煮」

調理のポイントは「少し水分と油分をたす」こと。

生野菜のサラダやグリル焼きとは、ちょっと違う効果が出ます。


✔︎蒸し煮のやり方

  1. フライパンに油(ギー)と岩塩を温める

  2. 切った野菜をいれ絡める

  3. 大さじ1〜1.5の水を入れ蓋をして蒸し煮

※ポイント

  • 岩塩は最初に入れ火を通してマイルドに仕上げる

  • 途中水分が足りなくなったら足し少ししっとり仕上げる

食材へ「消化の火」を灯すアーユルヴェーダ的オススメの調理法です。  

✔︎ギーを食べる

ギーを食べると胃腸が癒されます。

炎症を鎮める効果があり、ニキビや火傷にも効くのです。塗り薬としても使われるほど。(私はニキビや切り傷にギーを塗り、翌日回復しているのをみて毎度驚いています笑)

いつもの油をギーに置き換えるだけ。
炒め物、味噌汁、醤油と合わせて、炊いたご飯に垂らして。
コーヒーや白湯に入れても。

※いつも作っているギーのレシピはコチラ


✔︎朝一番に生姜白湯

胃腸のハイターと思ってください。

これが一番、消化管をキュッと磨きます。

服用の仕方

  1. 寝起きにお湯を沸かす

  2. 生姜を1〜2枚スライスする

  3. 湧いたお湯をコップに注ぎ生姜を入れる

飲める程度に冷めたら、少しずつすすって飲みます。

必ず「朝一」に飲んでください。

寝ているあいだに集めた老廃物や前日食べた残りかすを、ざーっと洗い流すように後押ししてくれますよ。  


✔︎朝ごはん代わりに「スパイスチャイ」

白湯で胃腸を温めたあと、朝のお楽しみ「スパイスチャイ」です。

かれこれ3年以上続いている欠かせない朝の習慣です。

スパイスの薬効とミルク&蜂蜜による満足感。
朝のよい滋養補給としていまの所これ以上のものが見つかっていません。

※レシピはコチラ

 

まとめ

吸収を効率よくするための「消化力磨き」

「磨き」のステップでは、スパイスや生姜を取り入れ、調理でのひと工夫がポイントです。

  • 6:4の食材バランス

  • 軽く火を通して食べる

  • 水分と油分を含む調理方法

  • ギーを食べる

  • 朝一番に生姜入りの白湯

  • 朝ごはん代わりに「スパイスチャイ」

気になるものがあればお試しあれ。

次回は最終ステップ「良質な脂質を一日15~25g」についてです。

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