GUCCIにグッチ家はいない?では他のハイブランドは?by「ハウス・オブ・グッチ」
現在(2022/2/6)公開中の映画「ハウス・オブ・グッチ」は、ファッションブランドGUCCIの成功の裏にあるグッチ一族に関する衝撃的な実話をもとにした作品です。
その作品の最後に「現在GUCCIにはグッチ家の人間は一人もいない。」との文字が。
「へー。知らなかった。」と感心したのと同時に1つの疑問がよぎりました。
「じゃあ他のハイブランドってどうなの?」
今日はその疑問に対する私の調査結果を残しておこうと思います。
作品のネタバレは一切ありませんので安心していただければと思います。
ルイ・ヴィトン
創業者はその名もルイヴィトンです。
1854年にパリのヌーヴ・デ・カプシーヌ通りでトランクの販売を始めたのがルイ・ヴィトンの始まりになります。
しかし、デザイナーは1998年にマークジェイコブスに替わって以来ルイ家の名前はなく、現在はWOMENSをニコラ・ジェスキエール、MENSをヴァージル・アブローが務めています。
つまり、ルイ・ヴィトンも現在はその一家はブランドには関わっていないようですね。
エルメス
1837年にティエリ・エルメスが馬具専門店を始めたことがきっかけになります。
3代目のエミール・エルメスは娘婿に跡継ぎを任せますが、それ以降もその息子や甥にディレクターやCEOを任せており、エルメスはGUCCIやルイ・ヴィトンとは違い、一家がまだブランド内に残っているようです。
シャネル
シャネルのブランド名は、あの有名なココ・シャネルからきていますが、実はココ・シャネルというのは愛称で、本名はガブリエル・ボヌール・シャネルというのだそうです。
1983年にカール・ラガーフェルドがデザイナーになっており、シャネル一家は現在いません。
セリーヌ
1945年に創業。デザイナー兼実業家のセリーヌ・ヴィピアナが、夫と一緒に、子ども向け高級靴の専門店を立ち上げたのがセリーヌのスタートです。
1988年にLVMHグループの一員となり、1997年にはマイケルコースをチーフデザイナーに迎え入れます。
2019年よりエディ・スリマンが就任しており、こちらもセリーヌ一家はセリーヌには存在しません。
サンローラン
創立したのは「モードの帝王」と呼ばれたデザイナー、イヴ・サンローランという人物。
イヴがデザイナーを退いて、アルベール・エルバスにデザイナーのバトンが渡されます。
現在はアンソニー・ヴァカレロがクリエイティブディレクターを務めています。
サンローランにも一家は現在関与していないようですね。
クロエ
おまけになりますが、クロエというブランド名は実は人名から取ってきたものではありません。
バレエ作品「ダフニスとクロエ」での主人公クロエの美しいダンスが由来だそうです。
まとめ
今回は、「ハイブランドに今その一家はいるのか」を調べてみました。
結果今回調べたブランドの中ではエルメス一家だけが存続しているようです。
私はブランドには疎い人間ですので、何か間違った情報を記載していた場合は遠慮なくご指摘いただくようお願いいたします。
参考
https://www.gsc-rinkan.com/column/louis-vuitton/louis-vuitton-designer/
https://www.hermes.com/jp/ja/story/272477-six-generations-of-artisans/
https://www.celine.com/ja-jp/celine-maison-de-couture/16-vivienne/
https://歴代vogue.co.jp/fashion/trends/2018-10-02/saint-laurent-designers/cnihub
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