精神的な病を負った人の居場所について

こんにちは。2回目の記事です。
今回は、精神的な病を負って、どのような場所で人と交流すればいいかわからない、と思っている方に向けて書きたいと思います。

精神的な病を持つと、どうしても外出が難しくなったり、人と会うのが嫌になったりして、家にこもりがちになる方も多いかと思います。
いざ、誰かと交流したい、どこかへ行きたい、と思っても、どこへ行けばいいかわからなかったり。
健康な人の中に入っていくのを、ためらってしまったり。

社会から隔絶されてしまったと感じているものの、社会復帰したい、でも段階を踏んで少しずつ戻りたい、と思っている方には「デイケア」と「支援センター」の存在をお伝えしたいです。

デイケアは、病院に併設されているところが多いかと思います。
また、雰囲気やプログラムの内容は、場所に寄って様々だと思われます。
就職のためのプログラムを行っているところもあれば、ゆるーく、ストレッチ・映画鑑賞などのプログラムを行っているところも。
わたしが通ったことのあるデイケアは後者で、プログラムに参加するもしないも自由の、ゆったりとした雰囲気でした。
ただ、デイケアが併設されている病院はそんなに多くないので、まずは保健師さんに、近くの病院でデイケアをやっているところがあるか聞いてみるのがいいと思います。

支援センターは、デイケアよりも、もっと自由な雰囲気のところが多いです。(あくまでわたしの体験ですが)
デイケアのようにプログラムがきっちり作られているというよりは、予約をして支援員さんに相談をしたり、好きな時に、オープンスペースでのんびり過ごすという印象です。

どちらも、のんびりとした雰囲気で過ごせますし、社会復帰への第一歩としては利用しやすいのでは・・・と思います。

ただし、今回も注意点が。
のんびり過ごせるとはいえ、他人と過ごす、社会生活の場の一つであることは間違いありません。
当然、色んな人がいます。また、相手も病気を抱えています。
トラブルを避けるために、相手のことをよく知るまでは、連絡先を交換しないなど一定の距離を保つことが重要だと思います。
(そういった施設では、連絡先の交換が禁止されている場合もあります)

デイケアも、支援センターも、そんなに数が多いわけではありません。
外出することも難しい方にとっては、そこへ行くこと自体が難しいと感じるかもしれません。
ですが、そういう場があると知ることで、そこに行くことを目標にすることができるのではないでしょうか。

個人的には、もっとこういった施設が増えて、精神的な病を抱える方が過ごしやすい世界になっていって欲しいと願っています。

それでは、また次の記事でお会いできたら嬉しいです。

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