「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー：VO.3」監督：ジェームズ・ガン　　　　　映画

泣いちゃったんですけど！！笑う気満々だったのに、泣いちゃったんですけど！！うるうる。
めちゃメッセージ性つよつよでビックリなんですけどーー！！

クライマックスは鳥肌ものです。急に眼前に現れる社会性！
後半、ガーディアンズに広がる金子みすゞ精神がアッパレです！！！「ラクーンと、木と、それから私、みんなちがって、みんないい」ですよぉ。
ガーディアンズそれぞれの特性や良さが全開で、それぞれがそれぞれに作用し合って、それぞれが出来ることを遂行することで解決への道が開かれるって、嬉しくなっちゃうじゃん、こんなの。いいぞ、やれ、もっとやれ！！もっともっとやれ！！！もともとはみ出し者で個性しかない寄せ集めのチームだったガーディアンズだからこその結末。素晴らしい！

ホント、これ。世の中をより良いものにするために必要なことって、実はこんな簡単なことなんだけど、現代社会ではそれが一番難しいんでしょうね。

そのまんまで生きているだけで意味があるんだよな、本来。
その時、その瞬間に、あの時、あの瞬間に必要なのは、ありのままの自分なのかもしれないって思いました。
無自覚でも日々誰かが誰かと作用し合って世の中が回ってるんだろうなあ。
色々求めすぎなのかもね～、現代人って。
本作でこんなことを噛みしめるなんて、そして鼻息荒く語るなんて思ってもみなかったです。本当に良かったです！
前作、前々作を踏まえて観に行ったのですが、思ってたのと全然違って、全部いい。でした。結果、金子みすゞでした！

生きとし生ける者、性別も人種もマジョリティーもマイノリティーもなく、ましてや人間と動物との関係も含め、何人たりとも他者の自由や尊厳をないがしろにすることは許されないですね。
エンディング最中のNewガーディアンズの面子！神々しい。多様性～。フィラ（？）よ、ブリトニーとコーン好きとはナイス過ぎだぜ！！多様性～？！

シリーズものの超大作でコレだもん。いやー、伊達に映画の都ハリウッドを名乗ってないなって思います。エンタメと社会性を見事に両立しているこのクオリティ！流石ですわ。

シリーズどれも大好きなんですけど、いつもシリアスとコミカルが行ったり来たりする会話の応酬がいいんだよな～。見てて飽きないし、キャラ設定が生きてるなあって感心しちゃう。ド派手なアクションやバトル、豪快なＶＦＸの裏で、このキャラ設定を最大限に活かしたよなって思います、本作に。ブレない構成と新しい主題。シリーズ通して関わった監督（＆脚本）の作品への愛を感じました！

てか、そもそもオープニングから、レディオ・ヘッドかよ！！クリープかよ！！って痺れまくって、一気に心を鷲掴みにされてたのが、本音！「クリープ」がロケットの人生（？）にあんなに寄り添っているなんて、驚きです。つまり、ロケット＝トム・ヨークと言っても過言ではないっ（？）！！やるぅ。
相変わらず、音楽が最高OF最高OF最高でした！！！名曲揃い！
シップ内やクイルがイヤホンをつけた時など、音楽が主役になるシーンが本当にいいよね、大好き。間違いなく、物語と同等に音楽も本作を支える屋台骨ですよね。歌詞が状況を物語るのがとにかく粋デスネ。
フレーミング・リップスとか震えた～。軽やかでいいんだよなあって思い出しました。
NO！Sleep！Till Brooklyn！！！！Yabai！！バトルシーン、かっこ良すぎた！ビースティー・ボーイズのこのアルバム、名盤よね、マジで。爆音で聴きながらアゲアゲ帰宅ちゃいました。絶対音漏れしてた、ゴメンナサイ。
曲のセンスと言うか世代がドンピシャで好み過ぎて、全私が世界の中心で愛を叫びたがっていました。わーーーーー！！ラスト、グ、グ、グ、グルートがしゃべったーーーー、わーーーーー！！
スター・ロード、帰ってこいよ！待つわ、いつまでも待つわ。

それにしても過去作を全然テレビで放送してくれなくて悲しい・・・。ディズニーチャンネルでしか見られないらしいですね。ちえ。ディズニーなのにケチじゃない？！
金ローで３週連続放送が叶うという嬉しい夢を見る予定の今晩。それが正夢になる予定の来年。
どうぞよろしくお願い致します！！

ということで、推します。