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INFP傾向が「生きづらい」ってなる罠。

こんにちは。INFP・HSP傾向のあるりさと申します。
このnoteでは、私がどうやって理想の生き方や目標に向かってサバイブしていくか、そしてもう少し自然に自分を発揮していくにはどうしたらいいか、考えたり行動したことを書き綴っていきます。

INFP・HSP傾向は「生きづらい」と言う風に言われることが多いように感じますし、実際自分もそう感じたこともありますし、そう言われることについてどう思うかも少し書きました。

今回は、今まで私が書いていなかった、というかつい最近まで私は気づいていなかった「生きづらさ」を誘発する要因について書いてみようと思います。

特に、INFPの性質に焦点を当てて、「INFPの性質が不健全に表れるとき、生きづらさを感じやすいのでは?」という仮定のもと、書いてみたいと思います。



0.生きづらさを誘発する要因

さまざまあると思いますが、以前にも私が書いた内容も含めて、まず生きづらいという感覚を誘発する要因として、主に私の人生経験から考えられるものを3つに絞って挙げてみます。

イ.自分の周りの環境と合っていない
ロ.自分の状態が安定していない(不健全である)
ハ.安定していないことにも気づいていない

以前、「自分の周りの環境と合っていない」ということで生きづらさを感じやすくなるという主旨のことは書きましたので、今回はロとハについて、特に「自分の状態が健全か、不健全か」の内容について書いてみたいと思います。

1.INFPの健全な状態、不健全な状態

健全、というのは、成熟した性質が自然な状態でポジティブに表れること、不健全、というのは、未成熟の性質がストレス等で過剰かつネガティブに表れることを指します。

・健全(成熟さも含む)な状態

・人生が有意義だと感じている
・自身の価値観に自信を持っていて安定感と余裕がある
・深い自己理解ができる
・自分だけでなく人間にとって普遍的な良い価値観を醸造・共有できる
・道徳・倫理観が強く、『善く生きる』ための理解・情報共有ができる
・理想主義的で、理想を共有し、それを目指す意欲がある
・その理想も全体の理想を追求するものである
・想像力があり創造的
・情熱を活力に変換できる
・ものに頼らず内的要因でモチベーションを上げられる
・困っている人を助けられる
・困っている自分・人を助けるための社会構造を考え出せる
・人々の『希望』になることができる
・無秩序に見える世界の中に隠れた秩序を見出せる
・隠れた秩序に気付いたときの深い感動を味わえる
・本質を見抜くできる

すごくポジティブですよね。これって世の中にも必要とされる力だと思います。なので、こういった健全で自然な状態のINFPでしたら、あまり強く「生きづらい」と思わないかもしれません。

ただ、これがやっかいなのは、上記の性質が不健全・未発達・未成熟な状態であるときです。さらに、私の場合はHSPの傾向もあいまってか、自分の性質が不健全に表出することがとても多かったなぁと今では思います。

・不健全(未発達・未成熟さも含む)な状態

<内向的感情の暴走>
・内心の感情の度合いが強くなる(過度な怒りや悲しみ)
・自分の意見と価値観だけが正しいと思い込む
・自分の世界に引きこもる
・優劣でものを判断してしまう(本人は気づいていない)
・選民思想
・過剰な承認欲求
・受動的攻撃行動をする
・無口な自己犠牲
・塞ぎこむ自己正当化

<外向的直観の暴走>
・非現実的、非実践的、偏心的、無根拠
・理想化された世界にしか目が向かない
・現状に不満が多くなる
・不健全な生活(睡眠不足、衛生管理ができないなど)
・時間や期限を守れない
・注意散漫
・自分の心の声が聞こえなくなる

<INFPのグリップ状態 外向的思考の過剰・不健全な表出>
グリップ状態…タイプにおける8つの心理機能のうち、4つ目の『劣勢機能』が過剰な状態で表出してしまう状態。INFPの劣勢機能は外向的思考Teなので、外向的思考の性質が過剰・不健全な形で出てくるということです。
・過度な効率化を求め、他のことは無視
・過度な批判
・強迫観念にとらわれる
・うまくいかないのは全部他人のせい

※上記の健全、不健全なINFPの状態の一例については、2023年現在Google検索『INFP 健全』で検索で出てきた情報及び私の経験から書き出しています。正確ではありませんが、全く的外れと言うこともないかと思います。
※心理機能については以下のサイトを参考にしています。こちらのサイトでのINFP分析もとても面白いと感じます


まったく私は上記のことが強く出ていた不健全な状態でした。この気持ちを抱えていたら、自分も辛いし周りにもネガティブな印象を与えるし、悪循環ですね。。

余談ですが、私はこの不健全な状態が強く出ていて、さらにそれを「不健全な状態が出ているだけ」と捉えずに、「私の性質が悪いんだ」と思い込んで壮絶な自己否定に走ってしまったんですね…。

MBTIの公式検査を受けてみて、私ははじめて、内向性(I)・直感機能(N)・感情(F)・知覚的態度(P)のそれぞれの要素において、性質の不健全な現れ方が、ストレスフルだったころの自分にとてもあてはまっていることに気がつきました。「私の性質が悪いわけじゃなかった」と、はじめて客観的に思えた瞬間でした。

当時は分からなかったからそうなったので仕方がないのですが、「私の性質そのものが悪い」わけではなくて、「ストレスを減らして性質を健全に出せる状態にしましょう」ということが私に必要だったのだなあと思いました。もう自己否定なんてしなくていいんだよと当時の自分に伝えてあげたいです。


2.健全な状態を目指す

上記の内容を見たら、INFPの健全な状態ってすごく楽しそうだと思います。というか、私も実際比較的健全だった時期もあって、そのときは充実感を得ていたので、やっぱり性質が健全な状態にあるのを目指すのが良いのかなと感じます。

性質が健全な状態にあるのはどんなときか?といったら、私も以前の記事で書いたのですが、やはり「心身が整っていること(安定・安心していること)」がベースになるのではないかと言うのが私の考えです。

▼以前書いた「力が発揮できる条件(=心身が整っていること)」の記事

心身が整っているには、それを邪魔する要素を取り除くこと、ストレスとかトラウマ、認知の歪みとかもろもろですね。

そして、みなさまもお気づきの通り、私のような性質や傾向のある人は、幼少期からストレスだらけで、それに我慢し続けている状態が当たり前になってしまっているので、「自分の性質が不健全に表れている」ことにすら気づかない場合が多いかもしれません。私はそうでした。

そして、私が生きてきた時代や環境では、私はすぐに過度なストレスに押しつぶされがちでした。なので、私は今後そこに対しては、これこそ必要以上に気をつける必要があると感じています。他の人が「そんなことがストレスなの?」と私のストレス度合いを過小評価してもです(自分に言ってます)。

過度なストレスの要素を取り除くには、その要素に気がつくこと、自分はストレスを感じているとか何度も同じ苦しみを味わうけどこれは何だろうと見つめるとか、気づくことで次にとるべき行動が分かってきますよね。

もちろん、邪魔する要素に自分が気づかなかったり、邪魔する要素すべて取り除きたい!取り除いたぜ!と思っても実際は取り除き切れていなかったりそんなもんだと思いますが、そこも必要以上にどうこうしようということもしなくていいと思いますので、分かりうる範囲で性質の健全さを守っていくことは大切かなと思いました。


3.生きづらいのは性質そのもののせいじゃないかも

もしかしたら、性質の要素が不健全なかたちで表出して、それに自分が苦しんでいるだけかもしれないですね。私はそういう部分も多かったかなと思います。

・人の言うことが気になる
・自他の境界線が極端に薄くなる
・批判ばっかり浮かんでくる

上記は主に私が「苦しいな」と感じながらも自分の中に出てくることの多い要素です。ただ、これもよくよく考えてみると、寝不足の日や仕事で極端に疲れた日はより一層出てくるなと思います。つまり自分の身体の状態が健全でないときに出るわけで、寝不足や疲れがないときはあまり気にしないか、むしろ人の言うことが気にならなくなったり、境界線をしっかり持てたり、批判は出てこなかったりするので、身体の状態を整えるのは本当に大切だと思います。

なのでやっぱり身体と心をまず整えていきたいなと改めて感じました。

身体の整え方は、リズムの良い生活、適度な運動、バランスの良い食事、

心の整え方は、認知の歪みやトラウマなどからの回復、ある程度の波は仕方ないことを知ること、安心して話せる人を見つける、ぐるぐる悩むときには自分なりの良い循環に戻る作法を確立させておく、瞑想、などですね。

多分あまり特別なことは必要なくて、日々少し気をつけていれば心身を整えることはできるんだと思います。そして、ライフステージや日々の天候、もしかしたら自分で気づいていない日々のちょっとしたストレスの積み重ねなどですぐ崩れやすいことも知っておいた方が良かったなと私は思いました。崩れやすいことは自分のせいではありませんが、それを整えていこうという意欲を持つのは自分次第な部分もあろうことかと思います。

上記に加えて、私の場合は認知の歪みやトラウマなどを片付けるのが大変でしたので、この辺りは専門家に相談した方がいいのかもしれません。

まずは、状態を健全に。最近感じた大きな自戒を書き留めておこうと思います。



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