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日本のクレジットカード、使えないことが多いです

どうしてそういうことになるのかわかりませんが、日本で発行されたクレジットカード、アメリカで土着なところで使おうとすると、エラーすることが非常に多いです。

理由は明らかには分かりません。
が、ひとつだけ、見えるところで小さな違いがあります。これだけが原因ではないのですけれど。

ピッとやってるアレは何?


たとえばNYでバスや電車に乗る時、クレジットカードを直接かざせばOKです。そのように書いてあるのに、私のカードは使えない。
それってどういうことかというと、自分のカードがタッチ決済に対応していないことがあるのです。
タッチ決済対応かどうかは、券面を見れば分かります。



見たことあるマークだと思います

このマークがあると、タッチ決済できるのですが、意外と日本のクレジットカード、これがないことが多いです。要注意。私のメインのANAのクレカも非対応でした。これがOKなのは、8枚ぐらい持っているカードの中で2枚ぐらいしかなくて、ローテクぶりに驚きます。

さらに、このサンプル画像にはVISAと書いてありますが、だからって使えるとは限りません。
ネットで調べると、「国際ブランドが非対応だから」とか「限度額超えたから」とか書いていますが、絶対にそれ以外の理由があるに違いないと、私は思います。

デパートやホテルなど、ちゃんっとしたところで買い物する場合は、ほとんどOKなのですが、近所のスーパーとか、ローカルの配車サービス(荷物が多い場合に頼むハイヤーなど)だと、エラーになります。本当に、「生活」しようと思うと、とてもじゃないですが日本のクレカではいちいち引っかかって、どうにもなりません。

ですので、私はニューヨークだったら辻々に支店がある、CHASE BANKのデビットカードを作りました。

このカードを作ってからは、一度もエラーしたことがありません。


CHASE BANK のデビットカード。私のはカード番号が載っています。
この色はプリントではなくプラスチックの素材そのものなので、
汚くならず、ちょっとかっこいいです。

さらに盤石の体制をとるために、次にこれをアップルのウォレットに入れます。


ウォレットの画面

ウォレットに登録すると、端末にiPhoneをかざすだけで、ピッと通過できちゃうのです。地下鉄やバスはこれをピッとやればOKですが、スーパーなのではFACE IDが有効になり、お顔を(iPhoneに)見せて、電源ボタンをダブルクリックする必要があります。そして、これがおかしいと思うのですが、ウォルグリーンで決済すると、さらにお店の決済端末に暗証番号をいれなくてはならなくて、たまにそれを知らずにそのまま出そうになり「ちょっと!!」と呼び止められることがあります。
自分としてはFACE ID でOKしているつもりなので、端末に暗証番号をさらに求められるのは3重チェックなわけでして、不満なんですけれども。

ちなみに、アメリカでは、ほとんどの決済端末がかざす方式OKで、挿入するタイプはほぼ見かけません。かざすタイプの場合は、iPhoneをかざせばよいので、本当にスマホだけで外出できちゃいますし、とても安全です。

アメリカ発行のカード、要注意!!

ですが!!このチェースのカードもまた、良し悪しでして。

というのもですね。世界に冠たるアメリカ。世界の中心アメリカ。ですから、非常に、カードのスキミング詐欺みたいなものの標的になりやすい。

日本人は、日本語を使うので、ほとんど日本人しか日本語を理解しません。なので、自然とメキシコやらアフリカやらの人は、何も好き好んで日本のカードをどうこうしようとは思わないのですが、アメリカでの発行のカードとなると、とたんに世界の犯罪者の標的になります。

私の場合の被害は、このカードをUBERに登録して使っていたのですね。

そしたら、ブラジルの窃盗団がUBERのシステムに入ってカードの情報を盗み、次に実在するほかのお店(私の場合は、ブルックリンの倉庫会社などでした)を騙って、カードからお金を引き出すのです。

使った記憶のない決済がたびたびあるので、おかしいわね、と思っていました。また、使っていないUBERの請求もありました。25ドルぴったりの請求が2件。UBER,使ってみるとわかるのですが、そんなに綺麗な請求になることはありません。しかも、往復全く同じっておかしい。というので、銀行に問い合わせました。

デビットカードは、紙で請求はきません。どうしてわかったかというと、これも結構大きなポイントだと思うのですが、チェースバンクのアプリがあって、お金を使うと同時に決済されたことを通知してきます。また、いつでも過去の決済履歴を見ることができるので、気軽にチェックすることが可能です。しかも、旅行ではなく、留学であり、空前の円安で、お金に対して非常に神経質になっていたのが、よかったようでした。

というわけで、また面倒くさいなと思いつつ、全部で7万円ほど抜かれていたので、泣き寝入りするわけにはいかないと、チェースに電話しました。渡米後半年ぐらい経過していた時でしたが、英語での問い合わせ、なんとか成立し、全部チャージバックされました。チャージバックされたことも、すぐにアプリで確認できるのがよかったです。

問い合わせ後、あらたなカードが発行されました。しかし、これがよくわからないのですが、カードが到着するまで、カード番号が分からないのです。ですが、通学に日々のお買い物にと大活躍のカードですから、1日もないわけにいきません。「どうなるのかしら」と思いつつ地下鉄やバスでiPhoneを通じて決済しますが、これは全然OK。そして、新しいカードが届いて、チェースのアプリで新しいカードを立ち上げたら、なぜか、自動的にウォレットの中のカードが、自動的に、新しいカード番号に変わっていました。不思議です。

というわけで、最近はUBER怖い病にかかっていて、イエローキャブを使いがち。
UBERはほとんどインフラなので、こんなことがあっては困りますよね。

《余談》
アメリカにいると、いきなりそれまで経験しなかったような被害を受けることがあります。以前アメリカに来た時、電話番号付きのSIMを、アマゾンで買って持って行ったのです。その時はロサンゼルスだったのですが、2日目ぐらいに、突然SMSに男性の局部の写真が送られてきました。

今回の渡米では、まったくそんな被害に遭っていません。
ですが、アメリカという国は世界の注目を集めていて、世界の共通語である英語を使っていて、お金持ちなので、変な犯罪に遭うことは多いのです。
気をつけようもありませんが。。。日本とは違うのです。


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