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LAとNY 同じアメリカでも大違い

こんにちは、ななつぼしです。

今回は、アメリカの西海岸(LA)と東海岸(NY)について、私の感じた範囲での違いをお送りいたします。

ななつぼしは、NY移住を目前に控えております。

しかし、何が何でもNYが良かったのか、というと、そうでもありませんでした。

■常春・LA vs. 夏暑くて冬は雪が降るNY

気候でいえば、常夏ならぬ「常春」である西海岸がいいと思っていました。実際、どこに住んでいても、働き、食べ、遊ぶという人間の営みはさして変わりはありませんが、気候だけは、その土地と直接関わってきます。住む場所を単純に変化させるのであれば、とにかく気候のいいところ、という希望がありました。

鬱を患ってから、東京の6月下旬の湿気は、本当に身にこたえました。だから、雨すらほとんど降らない西海岸の気候は魅力的に感じました。

ただ、日本ほどでないにせよ、西海岸は地震が時々ああります。また、山火事が多い。自然災害の人的被害を被る規模では、日本の比になるものではありませんが、やはり近所でそういった災害があるというのは、気楽ではいられません。(私が新聞社を辞めたのには、あまりに災害報道が多すぎて疲れた、というのもありました)

一方、NYはどうかというと。

春と秋が短いとされています。夏はコンクリートジャングルなので摂氏30度程度にはなり、冬はマイナス10度になることも。そして雪が降ります。しかし、「梅雨」はないらしい。

NYの良いところ。地震がないところ!!

なので、ものすごい密度で高層ビルが立ち並んでいます。古いビルも、耐震基準を考慮して建て替える必要がないので、かっこいい街並みが残ります。

■LAはアジアに、NYはヨーロッパに地理的に近い


大きなアメリカという国の中で、西海岸はアメリカにとって、アジアに開けた玄関口です。日本からはジェット気流に乗って、飛行8時間で着いてしまいます。たくさんの日系人が住んでいて、日本から移住する人や観光客も多いので、日本語訛りの英語も、結構聞き取ってくれます。

NYは、アメリカにとって、圧倒的に、ヨーロッパを向いています。

ロンドンまでの航空券が、往復5万円以下です。

大西洋を横断するので、飛行時間は結構長いのですが、なんせ同じ英語を話す国同士。往来が多く、その分価格競争があるのでしょう。

だから、LAの人がバカンスの旅先にハワイや日本を選ぶごとく、NYの人はヨーロッパのほか、マイアミ(フロリダ州)などが手近な旅行先になるのです。

マイアミ。アメリカ映画やドラマではよく耳にする地名ですが、行ったことある日本人にはほとんど会ったことがありません。

関西人にとって「日光東照宮」が身近でないのと同じく、東京人が「四国八十八ヶ所巡り」をさほどやろうと思わないのと同じく、住んでいる場所によって、人々の動きが変わってきます。

日本人にとって、おそらく一番心理的に遠いのが「アフリカ大陸」ですが、最近アメリカ映画ではアフリカを舞台にした作品が増えています。

観光客誘致のため、各国から予算が出ていたりすることもあろうかとは思いますが、東海岸からだと地理的に近いというのは、大きいですよね。各種予防注射が必要になるなど、防疫の観点ではまだまだハードルが高いとは思いますが、モロッコなどは「魅惑の観光地」の候補に上がるそうですよ。

どちらも魅力的な西海岸と東海岸。アメリカ人が羨ましいです。

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