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青森県認証特別栽培ピーマン 2023


NanburGrapplesではピーマン栽培において青森県の特別栽培認証(節減対象農薬5割以上減、化学肥料5割以上減)を取得しております。
皆様に安心して食べていただくために、農薬の使用状況を公表しております。


特別栽培農産物とは?

化学合成農薬や化学肥料を地域の慣行栽培レベルから5割以上低減した農産物のことです。

https://www.pref.aomori.lg.jp/soshiki/nourin/sanzen/tokusai.html

青森県のピーマン 慣行栽培と特別栽培の基準値


慣行栽培レベル

青森県の基準ではピーマン栽培において
節減対象農薬8回使用
化学肥料(窒素成分量)10aあたり25kg使用
が慣行栽培レベルとして設定されています。

(余談)まあ、なんというか、この青森県の基準は15年前に設定されてから改定されておらず昔の基準のままです。現在の通常の栽培では農薬は20回以上使用されてますし、窒素量は45kg/10a使用が指導されています。隣県の岩手県の基準は農薬回数20−26回です。また苗段階の農薬回数はカウントしない県も多いです。青森県には早く基準を改定してもらいたいものです。

特別栽培基準

特別栽培では慣行栽培レベルと比較し5割以上削減する必要がありますので
節減対象農薬4回以下
化学肥料10aあたり12.5kg以下
にて栽培することが求められます。

NanburGrapplesでは肥料成分に関しては基本有機肥料中心で組み立てていますが、低温時期での肥効を期待して10aあたり10kgの化学合成の窒素肥料を使用しています。


農林水産省新ガイドライン表示

以下が農薬の使用状況です。



チアメトキサムとシアントラニリプロールは製品名ミネクトデュオという殺虫剤に含まれる成分で、苗木屋での苗育成段階で鉢上げ時に投与されます。
苗購入定植後はスピロテトラマト 製品名モベントフロアブルを5月下旬から6月上旬の期間に1回投与します。
節減対象農薬は2023年は苗育成段階を含め3成分回数使用する予定です。


節減対象農薬以外では銅製剤やバチルスズブチリス(微生物農薬)を用いてカビや細菌への防除を行い、自然界の毒素であるバチルスチューリンゲンシス(BT剤 蛾の幼虫対策)を使用し病害虫防除をおこなっています。


追記)2023年11月の収穫終了時点でアブラムシ発生がなかったため、モベントフロアブル(スピロテトラマト)を使用せず今期を終えることができました。
節減対象農薬:地域比7割以上減
化学肥料:地域比6割以上減 という状況です。

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