わたしは自分のやりたいことが、小さい頃から（おそらく1歳くらいから）わかっていました。でも、それを発揮することが出来ませんでした。

さらに、大学へも行けず、趣味に近い仕事場への就職試験にも落ちました。

それでも、必死で自分のやりたい事が出来る場面を常に探し続けていました。
当然、当時は土の時代です。今ならわかりますが、やりたいことをやれる時代ではありませんし、するためには肩書きや審査を超えていかないといけませんでした。

父の反対を押し切って関西に来たのは、実はそれが理由です。
こちらでやりたいことが出来ると信じて、来たのですが、やっぱり関西も土の時代、しかもピュアに見えるわたしを自分の思い通りにしようとする人たちばかりが待ち構えていたのです。

22歳の人間が何も知らないって思ってる、感覚も今思えばぞっとしますが。。

東北にいたときより、はるかにわたしは自由を失い、わたしの考えをことごとく否定されました。（あくまで、わたしの周辺にいた人が悪かっただけですよ。関西の人でもいい人はたくさんいるのは、知ってますので）

わたしのしたいことは、自宅では出来たのですが、「嫁は子供産みマシン」的な考えを持ってる人が「嫁が自分が好きなことをするなんて！」みたいな反応をするわけです。
そして、実際に上の子が出来たら、ファミコンして遊んでいただけで「とんでもない嫁！」って言われました。今の人が聞いたらびっくりしませんか？

もう、あっという間に「クズ女」の完成です。
わたしは、それでも自分を心の中で必死に信じ、自分がしたいことが出来る時がいつか来ると、言い聞かせて耐えていました。

それは、あっさりやってきました。わたしはクズ女なので、働いて家にお金を入れなさい、と。しかし、そのおかげで、わたしはやっと好きなことを仕事にすることが出来たのです。。

仕事場の人たちは、わたしのことを有能な人間として扱ってくれました。この差がどれだけありがたかったか。わたしはやっと、一人前の社会人として生きていく時間を得て、昼間は会社で働き、仕事が終わったら好きな仕事をしている人たちの集まりに参加し、才能を発揮することが出来るようになりました。

こうして今考えてみると、土の時代にごり押しで風の生き方をしていたのです。でも、その無理がたたり、わたしはメンタルを壊してしまいました。

ふたたび、周囲が全員わたしをクズ女扱いする世界で、しかもメンタルを壊した状態で過ごすことに。それでも、子供だけでもクズ扱いされないように、必死で守ってきた。

上の子の時代では周囲も土の時代で、学歴大事、こうすればうまくいく、って価値観の中だった。子供もその価値観についていけず、希望した大学も落ち、希望の仕事に就けなかった。でも、今なら思う。こうすればうまくいく、って指導自体が間違いだ。
しかし、この大人の扱いが幸いし、自分の生き方を固定させる考えを持たなかったのは良かった。子もメンタルをやられていて、自分の意思を通すというところは弱い。そこは、わたし共々鍛え直そうとおもう。

下の子の教育は、学歴こそあったけど、もうそんな価値観の指導はないです。いまの子は小学校くらいから、社会に出た頃はもう土の価値観は崩壊している、という前提で動いていたように、わたしには見えていました。
好きな仕事をするは当たり前。というのも、いまの日本は、新しい価値観の人に新しい仕事を作ってもらわないと生きていけないことを、教育現場ではすでにわかっていたように思います。

わたしは去年今年くらいの出来事によって、ようやく土の時代の価値観から解放されました。なぜわたしがクズ扱いされていたか、やっとわかった。
わたしは、土の価値観を持っている人から、土の価値観を持っている人扱いを受けていたのです。

土の価値観を持っている人は、今までの成功談を持っていて、とても自信に満ち溢れていて、まだ失敗していることに気づいていない。
でも、この数年で土の価値観を持っているために失敗した経験が多くなっているように見えます。

わたしはもう目覚めたから、自分のステージを上げることに専念するよ。視座を上げて、コントロールされない場所に移動します。
ようやく自分のやりたいことを、堂々としていい時代になった。でもステージから落ちてしまってる。今年から作り直しです。土人間にされたと勘違いして、意識改革をさせる情報を読まされていましたが、情報を聞いて思ったのです。変えろっていっている人の方がわたしより土っぽい人がいっぱいいる。

情報でお金を儲けようとしている考えが土なのでは。
情報をマネタイズする技術には頭が下がりますが、わたしには必要ないです。
あと、風の考え方だとお金は貯められません。散財しすぎて借金してしまったら、自分の好きなことなど出来なくなります。あとは、マネタイズ方法が減ってしまうので、情報でお金を取ろうと考える人はもっと増えると思います。お金の使い方についての勉強、情報の真偽、誰かに乗っ取られない生き方が、これから必要じゃないかなと。

やっとわかりました。SNSでいいねをいっぱいもらっているのは全然すごいことじゃない。風の考え方なら、その考えは本人のオリジナルなのか？の方が重要です。
多く支持されることは、危険思想になる可能性があります。同じ行動を起こすということは、危険もはらんでいるのです。同じ避難口に人が殺到したら、、誰も止められません。

わたしはたくさんいいねはもらえませんが、作品が誰かの目に留まれはそれでいいです。
断捨離万歳、邪気がたまるから何もかも捨てろっていう考えは言ってもいいですが、選ぶのは相手です。他人のものを捨てることはできませんし、他人に所有物を捨てさせる考えを押し付けるのは、全体思想になり危険です。
正直、風の時代の方が争いが増えそうで怖い。

ひとりひとりのやりたいことを尊重する、それが本当の風の時代です。
ひとを自分のものさしで決めつける人がまだまだ多すぎます。みんな、違うものさしを持っている。
わたしが死ぬまでに、完全に風の時代に移行は出来ないかもしれませんが、せめて、わたしの周りや、わたしのところへ来る情報くらいは、変わってほしい。。