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現世(うつしよ)

cover: linen,kid mohair,tweed 引き揃え 2号棒針

この文章を書いているわたしは、現在のわたしとはズレています。

最近引き寄せの話をしている人の記事を読んでいたら、無意識に良くないものがあり、それを現在に投影している、というものがありました。
自分に当てはめてみると、現在は良くなく、無意識の方が素晴らしく完璧な世界になっているのでは、と。
つまり、最近の方のよくある「前提」とは違うみたい。

わたしは40歳で、完璧な素晴らしい世界を手放してしまいました。
もちろん、わたしが好んでそうしたわけではありませんが。
そこを境にして、メンタルの病にかかり、良くないものばかり現実に見せられています。もはやここで書けるレベルではありません。

40までは本当に素晴らしい人と出会い、びっくりするくらい良い出来事を作ることが出来ていました。
ところが、そこを境に、同じことをしても、なかなか良い現実に出会えていません。あるいは、素敵な縁が出来たのに、すぐ離れてしまったり、悪い人を引き寄せたりしています。

作品には幸い、そこが反映されていないです。
なので、現在のわたしは「作品は素敵なのに、中の人はちょっと…」の状態になっています。
そこを治したくて去年あたりのnote記事になってるかもしれません。

実際、2017年頃にリアルイベントによく出るようになって、わたしにそのことを指摘してきた人がいました。
顔見知りだって、絶対言わないで、って。

なので、素敵な未来を作るためには、本当は文字を書くより、作品を作った方がいい。

でもよく考えれば、文字だって立派な作品です。記事はエッセイ的に綴っていますが、わたし本人ではありません。
文字だけで、世界観を作りあげている人もたくさんいます。
魅せたい未来を書くことを、もっと意識しないとな、とも思います。

で、去年わたしがこの場で、作品を使って書いたものはあまり読まれていませんでした。そこで、少しだけ中の人を出すことにしたのです。

ひと匙くらいで、世界は変わりました。
そのくらい、些細な言葉で、世界は変えられる。

でも調子に乗って少し出しすぎたため、現在は薄目にしています。

わたしの現実は、わたしの行動で変えられることは、十分わかりました。
文字だけでも、いける。

しかし、良くない現実はどんどん酷くなっていきます。
乖離が激しいかも、最近は。もう本当の出来事など書けません。

現実と過去の間で、ここに文字を置いています。
このさじ加減の難しいことったら。。

もちろん、良い現実を見たいんです。
しかし、わたしに引き寄せられてくる事柄が、キャパを超えてます。
なぜ捨てないのか。

それは、過去が素敵すぎたから捨てられないのです。

素敵な過去も、やっぱり全部は書けませんね。
そうやって、どんどんわたしという人物像が歪んでってるのです。
留めたいのはそこです。
わたしという現実より、作品や関わる人達につながる人物像を傷つけたくない。守りたい。
でも、時を停めてしまったら、ブログも作品も公表出来ない。

その狭間で、ゆれ続けている。
ゆらぎの瞬間も、作品に落とすと魅力的なものです。不思議。

味わうことで、現実を変えられることも知りました。

これは大人のための、大事な秘密の時間。
積極的な、過去を回顧する瞬間。

これからすることも決めていて、そのために必要なのは、時間と健康な体、そしてこの魔法の指先。
指先1本で文字にも、作品にも出来る。

現実を変えられなくても、自分の世界観は変えてゆきたい。
魅惑的なほうへ。


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