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イフタール・ビュッフェの楽しみ

南国はラマダン月の後半に入りました。

かつて南国ではラマダン月に入ると、昼間はほとんどのレストランやカフェは閉まり、食事ができるのはホテル内のレストランぐらいで、しかもカーテンなどで外部から見えないように隠されていました。ラマダン月に入るとそれまでは許可されたホテルのレストランで飲むことのできたお酒も飲めなくなったものです。

しかしいつからかラマダン中の街の中の雰囲気も変わり、昼間でも食事が普通にできるレストランやカフェが増えてきました。ショッピングモールのフードコートさえも普通に営業しているので驚いてしまいます。

ただ南国の国民はラマダン中の昼間はしっかりと断食をしているので、国民のいるオフィスや公共の場ではやっぱり私は食べたり飲んだりすることはしないようにしています。

私自身は家に帰れば日没前からおやつを食べたりコーヒーを飲んだり食事をしているので、本当の断食の苦しみはわかりません。夜明け前から日没まで1か月間断食を続けることはかなり大変なことだと思います。

さて、ラマダンの時期になると、ホテルのレストランなどではイフタール・ビュッフェを行っています。日没後最初の食事時間に合わせて、ビュッフェを開催しているのです。

豪華な料理が所せましと並び、昼間飲まず食わずで耐えてきた人たちが家族や友人たちと集まってにぎやかに食事を楽しみます。

お皿にたっぷり料理を盛りつけ、準備万端日没の合図を待ちます。そして日没の合図とともに「よーい、スタート」でみんなが一斉に飲み物を飲み料理を食べ始めるのです。ラマダン中のお楽しみの一つです。

今日、これからイフタール・ビュッフェに行ってきます。このために今日は私も朝から食事、飲み物を抜いています。おなかペコペコで日没が楽しみです。

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