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栗はおいしいけど、いがはこわい。

妻が、妻の実家から送られてきた栗を甘いシロップ煮にしてくれました。ほこほこで、甘くて、これにブランデーを少し垂らしてシロップごと食べると、たまらなくおいしいのです。

ちなみにブランデーを加えて食べ始めたのは妻です。このブランデーとの相性の良さに、日に日にブランデー濃度が高くなっているような気がします。一つ二つ食べるともうほろ酔い気分です。

栗は皮をむくのが大変ですが、本当に美味しいですよね。

栗で思い出すのは、実家の近所にあった栗林での事件です。

私が幼稚園か幼稚園に上がる前の小さい頃、埼玉県鶴ヶ島町 (現在の鶴ヶ島市) の実家の近くには大きくて見事な栗の実がたくさんなる栗林がありました。

秋になると地面に落ちた栗のいがの隙間から、きれいに輝く栗たちが顔をのぞかせているのを見つけるのが楽しみでした。ときどき栗拾いもさせてもらいました。靴でうまく栗のいがから栗の実を取り出して、すべすべの栗の感触を手の中で楽しんでいたものです。

秋のある日、栗林の中で友達と追いかけっこをして、転んで、見事に茶色く熟して地面に落ちていた栗のいがの上に手をついてしまいました。茶色く乾いた栗のいがのとげとげは、簡単に折れて刺さります。

見ると片手の手のひらいっぱい、栗のいがのとげとげが刺さっていました。まさに「無数に」という感じです。私は大泣きしながら家に帰り、母に手を見せると、母はとげぬきで一本一本抜き始めましたが、すぐに「こりゃきりがない」と言ってあきらめてしまいました。何をするにもチクチクしてかなわないので、かかりつけの医者に行くことにしました。

医者に見せると、医者もやっぱりとげぬきで一本一本抜き始めましたが、やっぱりすぐにあきらめて、「消毒してほっとけば、そのうち自然と抜けるから数日間がまんしなさい」と自然治癒に任せることになりました。

医者の言うとおり、一週間もすると手のひらからとげは無くなり、痛みも取れました。しかし、抜けるまでしばらくは手のひらがチクチク痛くて難儀しました。秋の悲しい思い出です。

熟した栗のいがに手をつくのは危険です。くれぐれも栗のいがが落ちている栗林でかけっこしないでくださいね。

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