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「残業時間が最小」に思う

オープンワークによると、2023年の平均残業時間は23時間/月で過去14年で最小となったそうです。それでも毎日1時間以上残業していることになるので、ほぼ残業しない私からすると、「残業時間長いなぁ」と言う気がしてしまいます。

残業時間の縮小に反比例するように、「20代成長環境」に対する働き手の評価が低迷しているそうです。長時間働くことが成長につながると言うわけではないので、この2つの項目は一見関わりがないように思えるのですが、私も人に仕事をお願いする立場でもあるので、少し思い当たる点もあります。

マネジメント層の仕事は、課題を見つけ出し、組織の方向を決めることです、そして、チームリーダーの仕事は、マネージメントの見つけ出した課題をタスクに分解し、こなせる人に正しく分配することなのではないかと思っています。

リーダーは、タスクを分配する際に、その人の成長も考えて現状こなせることから、少しだけストレッチのあるタスクを振るのが一般的だと思うのですが、現代では、ストレッチの量が適切かと言うよりも、時間内の労働で処理できるかと言う点が重視されているので、後者の観点でしかタスクを振ることが出来なくなっているリーダーが多いのではないかと想像しました。

職場によるのでなんともですが、個人的には仕事をお願いする側は前者の目線を重視しつつ後者は遵守する必要があると思っています。出ないといつまでも難易度の高いタスクをお願いできる人が出てこないので。
具体的にはお願いされる人に出来るだけストレッチ量が適切な仕事を振り、残業せずにこなせるだけの期限を設けてあげるのがベターなんじゃないかと思っています。まぁ、適切なストレッチ量も人それぞれですし、言うほど簡単にできることでもないですけどね。

#日経COMEMO #NIKKEI

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