見出し画像

教育の偉人について考える(8)ー斎藤喜博(1970)斎藤喜博全集9教師の実践とは何か私の授業観ーから

教育の偉人本をまた買ってしまいました。とほほ…。
今まで斎藤喜博先生,有田和正先生と買ってしまったのですが,もう一つ買いたいと思っていた大村はま先生をついに…。

どこに置くかも考えずに購入した結果,急いで本棚を整理することとなりました。しかし,これでまた勉強ができる!(ポジティブにいきましょう!)
斎藤喜博全集は全部読んでいますが,できればたくさんの人に知って欲しいのでなるべく全巻を紹介と思っています。(教育の偉人シリーズの全集系は)

どちらの記事も読んでいただけるといいかなと思っていますが,圧倒的に個別最適な学びの方が多いです。グッと堪えて頑張りましょう!

本日は,「斎藤喜博(1970)斎藤喜博全集9教師の実践とは何か私の授業観.国土社,東京」です。だいぶ空いてしまいましたが,振り返りながらいきましょう!

教育は、どの子どもも豊かな可能性を持っていることを信ずることから出発するのである。そういうことを信じ、子どものなかにあるものを、また、ないものまでも引き出すことによって、子どもたちに自信や喜びを持たせ、子どもたちの自己解放の力になるような仕事をしたいとねがうからこそ教育の仕事への努力はできるのである。そういう仕事は、教師が授業のなかで子どもや教材とまっとうにぶつかり、きびしく対決しようとすることによってはじめてできるものである。授業のなかで、教師と子ども、教師と教材、子どもと子ども、子どもと教材とが、きびしい相互作用を起こし、緊張を起こし、衝突・葛藤を起こすことによって生まれてくるのである。それはどこまでも対決であり、追求であり、創造である。したがって、自分や自分の財産を消耗することをさけて、安易な道を安易に歩もうとする者にできる仕事ではない

斎藤喜博(1970)斎藤喜博全集9教師の実践とは何か私の授業観.国土社,東京

こういう子どもだからと決めつけるのではなく,こういう学級の特徴だからと決めつけてしまうのではなく,子どもひとりひとりの良さを信じることが必要になると考えます。私もたまにそういう考えをしてしまいますが,そんなことはないはずです。

小学校実習を話に出しますが,自分の実習クラスでは障害のある児童が6人ほどいたそうです。そのことを,実習で授業するのに大変なクラスだねと伝えてくる教師がいました。私自身は,あまり大変になるとか考えていなかったのですが,あえて伝えてくる教師もいるわけです。今考えてみれば,伝えてくる教師は,心から子どものことを信じているのか,個性を大切にしているのかということを改めて斎藤先生の本を読んで考えてしまいました。

「教師と子ども、教師と教材、子どもと子ども、子どもと教材とが相互作用を起こし」と書いてあるように,授業一つとっても多くのことが相互作用をして成り立っているということです。相互作用を見にいくために,学校現場に出る前にもぜひ学んでおきたいですね。
そういった視点で授業を見てみるのも面白そうです。

子どもたちの可能性を信じて,必死に取り組むことが教師として求められそうです。これも個別最適な学びを進めたい自分の願いにもつながっているなと改めて感じていました。

本日はここまで!また次回の記事でお会いしましょう!
よかったらサポートもお願いします!

よろしければサポートお願いします! いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!