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個別最適な学びについて考える(14)ー坂元昂,水越敏行(1977)授業技術の開発6/反応構成の新技術ーから

日々,いろんな本を読んでいると自分って全然知らないなんだなと思います。図書館にある本を全て読んだとしても,多分1%にも満たないと知識量なんだなと思います。
でも,読まなかったらそのスタートラインにも立てないわけですからまずは読むことが大事なんだと思うようにしましょう。

昔の本を手に取るとワクワクするというのが,ブログ記事主の感想です。なんかこう積み重ねてきたものへのワクワク感というか,知らないものを知りたいと思うワクワク感的なものです。皆さんも、記事からそんなワクワク感を感じてもらえればと思います。

本日の本は「坂元昂,水越敏行(1977)授業技術の開発6/反応構成の新技術.明治図書,東京」です。
これはシリーズものですのでまた他の本も紹介するかもしれません。

先に示したような授業展開の中で、個人学習の場面、反応構成の諸技術について整理してみる。
まず、問題にされねばならないのは、家庭学習場面である。従来の、授業において、家庭学習は、宿題という形で画一的に全児童・生徒に出される場合、個々人の自発的な予習学習とに分けられる。宿題は、全員の子どもた
人百様の力量の子どもたちに、同じ問題を出して、「やってきた」、「こなかった」によって罰を与える従来の方法は、自主協同学習の中では否定される。家庭学習はいわゆる宿題ではなくして、自分の学習を進めるための予習であり,次の授業で集団思考を行うための疑問点の明確化のために行う予習である。

坂元昂,水越敏行(1977)授業技術の開発6/反応構成の新技術.明治図書,東京

家庭学習自体も見直していかなければならないと思います。
漢字ドリル,計算ドリル,音読など宿題として自分も学習してきました。それに加えて,次の単元の予習という側面で学習することは少なかったように思えます。

自分で学習課題を立てていく学習の中では,漢字ドリルのような学習に加えて,その教科の内容の予習などを先に行うことが多くなるのかもしれません。なぜなら,そこには自分が一番追究したい課題があるからこそ,予習を少しでも先にやって,課題に迫っていきたいと考えるからです。

自己で調整していく力は家庭学習にも活かせる可能性があります。この文章でいうところの「疑問点の明確化」が非常に重要で,疑問点が直結して学習課題になっていくのではないでしょうか。

事前に認識する話は,先行オーガナイザー的な側面もあると考えます。(先行オーガナイザーは,調べてみるといいかもしれません。)

自分達が目指すのは子どもたちの自立,教師がいなくなっても学べる子どものような願いがあるはずので家庭学習のことについても再度考えていく必要がありそうですね。

それでは本日はここまで!また次の記事でお会いしましょう!

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