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奈良ドリームランドで写真を撮ったら、男の子の顔が写っていた話

怖さ:★☆☆ 

先日、偶然道端で職場の後輩に会ったので、「なんか怖い話あります?」と尋ねたところ、遊園地で心霊写真を撮った話をしてくれました。

関西出身の彼女が中学生のころのお話です。

中学1年か2年のころ、当時の部活の友人たち数人と「奈良ドリームランド」に遊びに行きました。奈良ドリームランドは今はもう閉園してしまいましたが、かつては奈良県でも有数の遊園地だったそうです。

さて、彼女は友人たちとさまざまなアトラクションに乗ったり、楽しく遊んで、皆で集合写真を撮りました。

ところが、写真を見てみると、皆の後ろに小学生くらいの男の子がいます。写真を撮る時にはそんな男の子はいませんでした。しかも、顔は写っているのに、どう見てもその男の子には足がありませんでした。

心霊写真を撮ってしまった彼女は、その後、京都の晴明神社でその写真をお焚き上げしてもらったそうです。

この時、晴明神社の方から「(写真に写っていた男の子は)奈良ドリームランドに行きたがっていたけれど行けなかった。皆が楽しそうにしていたから出てきた」とおっしゃっていたそうです。

これまでご紹介したお話でも、心霊写真や車のバックミラーに写った人の顔についてお寺に相談すると、お坊さんはどなたも「若い人が来たから出てきた」「楽しそうだから出てきた」とおっしゃっていましたが、陰陽師の安倍晴明を祀った神社の神職の方もそうおっしゃったと聞くと、共通する何かがあるように感じました。

もしも心霊写真を撮りたいと思う方がいらしたら、とても楽しい時に写真を撮るのがコツなのかもしれません。

ちなみに、私が子どものころに遊びに行ったり、高校生の時には短期間ですがアルバイトもさせていただいていた「としまえん」も、8月31日で閉園というニュースを拝見しました。

アルバイトをしている時には、先輩方から「お化け出るよ」と伺ってはいましたが、今思うともっと詳しく伺っておけば良かったと、とても残念です。

話し手:会社の後輩
採取時期:2020年6月
採取場所:東京都内

「心霊写真」の、なんか怖い話


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