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「もっと遠くへ行こう。」の感想(ネタバレあり)
Amazonプライム・ビデオオリジナルの配信限定作品。
ポスターに好きなシアーシャ・ローナンが写っているという理由だけで鑑賞。
2065年近未来のアメリカが舞台のSF作品。
冒頭の説明の字幕で意識能力を備えたAI、代替人間というのが人間の代わりに過酷な仕事を担っているというのが説明されるので、倦怠期っぽい夫婦の物語なのだけど2人の内のどちらかがこの代替人形なんじゃないのか?疑いながら観る感じ。
「マイ・スイート・ハニー」の感想(ネタバレあり)
振り返るとコメディ映画としてはクスッとなる所はあるけど、声を出して笑える様な印象に残るコメディシーンは無いし、ラブストーリーとしても予想を超える様な展開やロマンチックさが控えめなので、「最高だった!」という様なテンションでは正直無いのだけど、主演2人を始め役者さんの魅力は強いので、最初から最後までつまらないと感じる所は無く楽しい気持ちで観れた。
主人公チホを演じたユ・ヘジンの顔面力は凄くて、表情
「ウーマン・キング 無敵の女戦士たち」の感想(ネタバレあり)
Amazonプライム・ビデオで鑑賞。
冒頭のモノローグで舞台のダホメ王国がオヨ王国と敵対しているとかがすべて説明されるのがなんとも手っ取り早い。あくまでエンタメ歴史物なのでこの辺はサッと説明して本編にいく流れが分かりやすくて好感を持った。
その後で今作の主役であるダホメ王国の女性部隊であるアゴジェがさらわれた人々を取り戻すアクションシークエンスが入るのだけど、ここはしっかりかっこいいアクション
「俺らのマブダチ リッキー・スタニッキー」の感想(ネタバレあり)
Amazonプライム・ビデオオリジナルの配信限定で、ジョン・シナとザック・エフロンがW主演のコメディ映画。
ジョン・シナはDC映画でのピースメイカー役で大好きになったし、ザック・エフロンは先日観たばかりの「アイアンクロー」でめちゃくちゃシリアスな名演とストイックな肉体改造でイメージを一変させられてこちらも素晴らしかった。
その2人が主演という事で観る前から結構楽しみにしていた。
冒頭でのクソガ
「ロードハウス/孤独の街」の感想(ネタバレあり)
Amazonプライム・ビデオにて配信限定作品。
元々1989年に公開された同タイトルの映画のリメイクらしいけどそちらは未見。
というか、せっかく限定配信してるんだからAmazonプライム・ビデオでリメイク元も配信してくれたら良くない?とは思う。
荒くれ者達が嫌がらせにくるお店を救う為に何やら訳ありな強い男が用心棒として雇われる、という劇中でも例えられる通り今どき珍しい「西部劇」的な設定のお話。
「アメリカン・フィクション」の感想(ネタバレあり)
Amazonプライム・ビデオ配信限定作品。
今年のアカデミー賞に何部門かノミネートされていてとても気になっていたし、インテリ作家が本が売れないからいかにも悲劇的なベタベタな黒人物語を書いたらバカ売れしてしまうという、観る前から聞いていたおおまかなストーリーがもう面白い。
そんな感じでもっとブラックで笑える作品なのかなと思いきや、観始めると主人公の家族の問題とかがかなりリアルなディテールがあってあ
「私が熟れた季節」の感想(ネタバレあり)
「星の時」という小説で日本翻訳大賞を取った女性作家クラリッセ・リスペクトルの小説をもとにした文芸官能ドラマ。
以前映画監督の三宅隆太さんが2022年の年間ランキングでチャンピオン枠に選ばれていたので気になってAmazonプライム・ビデオで鑑賞。
物語自体は一人の孤独を抱えた女性が一人の男との交流によって藻掻きながらも前向きに生きていくことができるのか?というシンプルな話のはずなのに全体的にとても
「見えざる手のある風景」の感想(ネタバレあり)
Amazonプライム・ビデオ配信限定作品。
宇宙人に侵略された未来を舞台にしたディストピアSFなのだけど、設定がいちいちフレッシュで面白かった。
宇宙人が侵略しにきた所が描かれるのではなく、宇宙人の侵略はもう終わり地球が完全に植民地化された状態から映画は始まる。
主人公が絵を描く事が好きなのだけど、彼の幼い頃から描いた絵を写すことで段々普通の世界から何かが起こって日常が壊れていった事を示し、
「カサンドロ リング上のドラァグクイーン」の感想(ネタバレあり)
Amazonプライムビデオオリジナル配信限定作品。
実在のレスラーであるサウル・アルメンダリスの生き様を描いた実録モノの映画作品。
レスラーでエクソティコというのが「変わり者」という意味らしくてこの映画ではヒーロー役とか悪役とかと違う色物系のキャラクターみたいな描かれ方になっている。そしてこのエクソティコが試合をすると負け役なのがセオリーになっている。
元々は悪役レスラーを覆面でやっていたわけだ
「哀れなるものたち」の感想(ネタばれあり)
ヨルゴス・ランティモス監督最新作。
観る前に「自殺した身重の女性の死体にその赤ん坊の脳を埋め込み蘇生させる」という大まかなストーリーを知って観たので、めちゃくちゃ重くて悲劇的な話だと思っていたのだけど、ギリギリの倫理観でめちゃくちゃ笑えるブラックコメディ映画にしているのは流石ヨルゴス・ランティモス監督だと思う。
主人公ベラの出生に関してはそりゃ倫理的にはダメなのだけど、その出生を知っても呪う事無