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面倒くさがりこそ、スパイスカレーを作ろう

最初に

先日初めてスパイスでカレーを作ってみた。いつもカレールーを使っていたのだが、ちょっとしたきっかけがあったのだ。

スパイスカレーというと何種類ものスパイスが必要で、作るのにも時間や手間がかかるというイメージを持っている人が多いのではないだろうか。

私もそのうちの1人で、面倒くさがりな自分とは縁がないものだと思っていた。

でも実際にスパイスで作ってみると意外と簡単な上メリットも多く、「面倒くさがりこそスパイスカレーを作るのがいい」という結論に達した。

もちろん本格的に作ろうと思ったら、必要なスパイスも増えるし手間もかかるのだろうけど、たった3種類のスパイスだけでも意外と簡単に作れるのだ。

この記事を読んで興味を持った方がいたら、気軽に作ってみてほしい。

きっかけ

私は面倒くさがりだ。何しろスパイスカレーを作ろうと思ったきっかけが、「材料を揃えるのが面倒くさい」だった。

不意にカレーを食べたくなったのだけど家にはカレールーがなく、どのルーの箱にも材料として書かれているであろうじゃがいもとにんじんもなかった。ちなみにレトルトカレーも。

カレーのためだけに買い物に出るのが億劫だった私が、「家にあるものだけでカレーができないか」と検索してたどり着いたのがこのスパイスカレーのレシピだった。

必要なスパイスは、ターメリック、クミン、コリアンダーの3種類。ちょうど家にあった。

パウダー状のスパイスたち

父がカレーを作る時、どんなルーを使ったとしても必ずそれらしきスパイスを加えて独自のアレンジをするというこだわりを持っているからだ。

ちなみに家にスパイスがなくてもスーパーには大体置いてあるので、すぐに買い揃えることができる。

私が使ったS &Bのスパイスは3種類で税抜520円。(2024年4月現在 メーカー希望小売価格)。メーカーによってはもっと安いものもある。

他に必要な材料は、玉ねぎ、生姜、ニンニク、トマト、ヨーグルト、鶏肉、サラダ油、塩。

うちにトマトがなかったので、代わりに無塩のトマトジュースを使った。

また、鶏肉は冷凍庫にストックしてあったものを解凍した。(うちの冷凍庫には胸肉やモモ肉など、常に何かしらの鶏肉を入れてある)

作り始めてから慌てて撮った材料。塩を忘れていた。
ボウルにはすでにみじん切りにされた玉ねぎ、生姜、ニンニクが。


これでなんとか作れそうだ。

意外と簡単に作れる

分量や手順などの詳細は、先ほどのレシピを見ていただきたい。

下記は私が初めてスパイスカレーを作ってみた記録のようなものだ。レシピ通り4人分を作ってみた。

1.ニンニク、生姜、玉ねぎをみじん切りにして、焦げ茶色になるまで炒める

湯気でレンズが曇り、白っぽい写真に……



2.トマト(ジュース)を入れてペースト状になるまで炒める

トマトがなかったので、無塩トマトジュースで代用
ペースト状になった



3.スパイスと塩を加え、混ぜ合わせる



4.鶏肉、水、混ぜてなめらかにしたヨーグルトを加えて混ぜ合わせ、蓋をして蒸し煮にする

次回からは先に水とヨーグルトを加えて混ぜてから鶏肉を入れると、混ぜムラがなくせそう



5.完成

思ったより時間がかからず、簡単にできた。(所要時間約40分)

味の感想

スパイスが爽やかに香るさらっとした食感のカレーだ。おいしくできたと思う。

使ったスパイスには辛みの要素がないとのことで、食べている途中に一味唐辛子を足してみた。味変にもなっていい。

レシピよりも少し塩の量を減らした方が、個人的には好きだ。

また、「今度からはこのカレーだな」というのが家族の感想だった。おいしかったようで何よりだ。

スパイスカレー5つのメリット

ルーを使って作るカレーと比較して、私が感じたスパイスカレーのメリットを5つ挙げてみた。

料理をする環境や状況、腕前にもよるので、読んだ方がメリットと感じるかどうかは分からないけれど。

1.材料が揃えやすい

先述の通り、億劫な買い出しに行かずとも家にあるもので賄えた。ただしこれに関しては、それぞれの家庭で何をストックしているかにもよる。

スパイスに関しては、最初に買い揃えればそのまま家に常備されることが多いのではないだろうか。

2.分量の調整ができる

スパイスや具材の量を調整すれば少量でも作れるので、カレーが余って困ることがない。食べたい時にさっと1人分を作ることもできる。

作りすぎて余ったカレーを衛生的に保存するのに、夏場は特に苦労していた。

3.調理時間が短い

4皿分のスパイスカレーは40分ほどで完成した。苦手なみじん切りがあったり、何度もレシピを確認しながら初めて作ったにしては、意外と短い時間でできたと思う。

ちなみに私はルーで8皿分のカレーを作ると1時間以上かかる。ジャガイモの皮むき以外のどこにそんなに時間がかかるのだろうと自分でも不思議だ。煮込む時間だろうか。

今回4皿分のスパイスカレーを作ったが、倍量を作ったとしてもきっと1時間もかからずに作れるはずだ。

また、みじん切りが苦手なので、ぶんぶんチョッパーのようなみじん切り器がほしい。

トマトが家になかったのでトマトジュースを使ったが、レシピ通り普通のトマトを使えば、水分を飛ばす時間が短くなり、もっと短い時間で調理ができると思う。

4.胃にもたれない

肉が具材のメインでも、カレーがさらっとしているためか食べた後も胃にもたれない。でも満腹感はしっかりとある。

5.食器洗いが楽

直径22センチの小さなフライパンでも4人分を作れる。重たい鍋を使わなくて良いのは嬉しい。また、カレーがさらっとしていて皿やフライパンにこびりつかないので、洗い落とすのが楽なのもいい。

カレーのこびりついた大きな鍋を洗うのが面倒なのは、私だけではないはずだ。

最後に

慣れればきっともっとおいしく自分好みの味に近づけるはずだ。また作ってみよう。

作りたいときに家にある材料とフライパンでさっとスパイスカレーが作れる。なんかシンプルでかっこいいじゃないか。

何よりルーで作るより材料がシンプル、調理時間が短い、食べ終わった後の洗い物が楽ということなどが分かり、「カレーを食べたいけれど色々と面倒くさい」という思いが、「ではサクッと作ろうか」に変わった。

だから、私のような面倒くさがりこそ、スパイスカレーを作るのがいいのではないだろうか。

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