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「1番が親密性・・・」が?から!に変わった話

クリフトンストレングス・テストの「親密性」

こんにちは!すこし唐突ではありますが、皆さんはGallup社の提供するクリフトンストレングス・テスト(旧ストレングス・ファインダー)を受検したことがありますか?

簡単に言うと、オンラインで177問の質問に答えることで、人材開発の根拠となる4領域34の資質から、自身固有の順位付け結果を得られるテストです。本テストの開発者は資質または才能を「自然に繰り返される思考、感情または行動のパターン」、すなわち、人が生産的に適用できる先天的で自然な能力と捉えています。そして、訓練・スキル開発・知識といった投資を(個人およびチームで)加えることでそれらが真の強みに昇華されるとしています。

4領域 34資質(Gallup社ホームページより借用しました)

私が直近でクリフトンストレングスを受検したのは、2021年の年末で、そのときの上位10位資質は以下のとおりでした。(ちなみに★の4つが2019年の初回受検時の上位5位と同一でした。周りの環境や職責の変化の影響による変動も見られます。)
1. 親密性★ 2. 達成欲  3. 責任感  4. 自我  5. 自己確信
6. 収集心★ 7. 学習欲★ 8. 目標志向 9. アレンジ★ 10. 回復志向

正直に告白すると、この回の結果を受けて最も感じたことは「1番が、親密性・・・?(それって、果たして強みになるの?)」というガッカリ感でした。
”あなたは、他の人との親密な人間関係を好みます。目標達成のために友人と努力することから、大きな満足感を得ます。”あなたは、互いにとって誠実で意義のある真の1対1の人間関係を自然に作ります。偽りのない姿を示すため、長続きする親密な関係を築き、信頼と自信を育みます。” といったメッセージを受けましたが、「特定の人と深く共感して協働できるけれど、広く浅くネットワーキングするのはむしろ苦手ということか、、、」程度にしか受け取らず、そのまま深く考察することもなく、しばらくすると忘却してしまいました。

謙虚なリーダーシップ

そんなテスト結果のことを急に改めて振返ったのには、実は理由があります。今週末の自分課題図書に選定していた 
 エドガー・H・シャイン/ピーター・H・シャイン共著
 謙虚なリーダーシップ - 1人のリーダーに依存しない組織をつくる -  
を読んだことがきっかけです。

謙虚なリーダーシップとは、リーダー・フォロワー双方が、個人的な、率直に話し、信頼し合う関係を築くことだ、とされています。そのような新しいリーダーシップのあり方が、新しくより良いことをほかの人と協働するためにはまさに有効だということなのです。その理由、成功事例、失敗事例、謙虚なリーダーシップが浸透した先の未来、謙虚なリーダーシップをどのように身につけるか、など、興味をそそられる内容が詰まっているので、関心を持っていただけた方は、ぜひ原本に直接あたってみてくださいね。

これまで、パーソナイズされた関係性そのもののもたらす価値それ自体について深く考えたことはありませんでした。しかし、いざ、自分自身のしてきた仕事を振り返ってみると、しっかりとパーソナイズされた関係性がつくれていて、たくさんの支援を受け・与えられる環境でこそ、成果の最大化が無理なくできてきたということに気づかされたのでした。

「1番が、親密性・・・!(それって、努力して磨けばもしかして凄い強みになりうることかも!?)」

エドガー・H・シャインはもちろん、最新の組織開発の理論についてもっと貪欲に学び(インプットし+アウトプットし)、同じ志をもった方々と積極的にもっとお話してみようと心に新たな火を灯すことができた昼下がりでした。お読みいただいてありがとうございました!



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