DAY 10
2018AUG27
今日は小雨。それでも基本的にやることは変わらない。
濡れちゃいけないはずの床が少し濡れているけども、、、
「大丈夫これぐらいは乾くから。」
壁に断熱材を入れ込み蓋をする作業を引き続きスタート。壁ももう少し。
と、ここで断熱材が足りないことに気づき、買い足しに行くことに。
ついでに、窓枠、内側の壁と床の境目につける材料も買い足します。
すぐ帰ってきて引き続き作業スタート。もう少しで蓋し終わります。
最後の壁完成。一気にまた部屋らしさが増しました。
断熱材が防音の役割もしているので、一気に聞こえる音が違います。
「耳をすましてみて。聞こえる音が一気に少なくなっただろう。」と、2人で、その出来立てホヤホヤな音が少ない空間を楽しみます。
内装は白に塗る予定でしたが、こう見ると、この無垢の木のままでも良いなと思ったのですが…明日まで悩ませてくれとお願いしました。
どんな色だとか、どこにコンセントが欲しいとか、ベッドのサイズ、場所はすべて決定権を任されています。
ただ、”自分の好きに決める”ことに慣れていない自分としては、すぐに迷いが生じるのです。いつも可笑しくいじってもらっています。
今日は子どもがいない日なので、なんだかんだ遅くまで作業。
明日は念願のドアと窓を取り付ける作業です!
とても古い家から譲り受けたもので、砂や埃や虫だらけだったので綺麗にしました。これを新しい家にはめ込みます。この本当に”物を使う”感覚は、言葉で説明しずらいのですが、とても好きな行為の一つです。日本にいるより、デンマークで多く感じるのは、クリエイティビティの部分に繋がっているのかもしれません。
文化の違いについて気づいたこと
宗教についても良く話すのですが、この違いもとても面白いです。自分は聖書も読んだことがなければ、神道、仏教についてもあまり良く知っていません。ただ、自分たちはその宗教から影響を受けている文化の中で育っています。当たり前に"寺に行く"のは、他の国の人からすると、不思議なのです。
物の扱い方を見てもそれは垣間見れます。日本人の中にある、物や空間に対する神聖な気持ちというか、魂が宿っている感覚は、こちらの人には特になく、物は物、空間は空間です。
日本では、スピリチュアル的に ”物を大事に扱う” 感覚を持っていると感じます。時にはそうしないと”バチが当たる”なんてことを言う人も多くいるのではないでしょうか。What is BACHI?です。
そんな文化的感覚の違いも、物を"本当に使う"という行為の違いにも繋がっているのかもしれません。
余暇の使い方について気づいたこと
週末に家の近くのハーバーに家族と何人かの子どもを連れて散歩に。
家族と散歩、これもよく見聞きする単純だけれど素敵な習慣です。
個人でセーリング用のボートを持っていて、皆ハーバーに止めています。
休日を船で過ごす人、休みを取って数日のセーリングに出かける人、家族と食事を楽しむ人、使い方は様々です。
プライベートの時間の使い方の選択肢に、”船を持つ”というのも一般的にあり、当たり前のようにセーリングを楽しみます。
それは、"お金持ち"である必要は全くありません。ただ、船での時間を楽しむ為に、工夫するのです。
上の写真は港で見つけた、犬を連れてサイクリングへ行くためのツール。森に入ったら犬と一緒に森を散歩します。土日の数時間、さっと犬を連れて森へ。デンマーク人は自然との共生を大事にしています。
アイスクリーム屋にあった遊具。味があって良い雰囲気です。子どもが来るだろうから、子どもが遊べるものを置こう。この単純なフレンドリーさ、親近感のようなものが、この国には散らばっています。
DAY 11につづく。
なにかのヒントになっていたら幸いです。