暮らしと健康 「お子さんと高齢者は特に注意!」
朝晩の冷えが辛くなってきましたね。
近々来るであろう大寒波では、まさかの−10℃越え。。。
今日は「暮らしと健康」についてお話しします。
昨今住宅業界では省エネ法の義務化により、まさに業界の転換点にあると言えます。
より住まい手に身近になりつつある「暖かさ」ですが、
まだまだその大切さが伝わってないように感じます。
全ての人に快適な環境がベストですが、その中でも特に小さなお子さんや高齢者のいるご家庭は注意が必要です。
冷えは万病の元なんて昔から言われていたように、冷えからくる病は多くありますが暖かさからくる病はあまり聞いた事がありません。
「暖かさ」
それだけで人は幸せを感じると僕は思います。
■「暖かさ」は人を幸せにする
住宅が寒くて良いことは1つもありません。
ちょっと言い過ぎかもしれませんが暖かいことのメリットが大きいでしょう。
日々の暮らしの中で、こんなことを感じることはないでしょうか?
家に帰った時に、部屋が冷え切っている。。。
朝起きたら布団から出られない。。。
お風呂から出たらひやっとする。。。
冬のあるあるですね。
多くの方はこれが普通だと思い生活をしています。
もしくは、我慢すれば良いことと捉えて改善しようと考えません。
反対に、普段の生活から
玄関ドアを開けた瞬間から暖かい
寒さを気にせずにお風呂から出られる
スッと朝目覚めることができる
こんな暮らしができたら、それだけで幸せだと思いませんか。
僕は自分で家を建てるならこんな家づくりがしたいです。
暑がりで寒がりの僕は、夏の暑さも冬の寒さも嫌いです。
暑いとすぐに汗をかくし、寒いとカタツムリ状態です。
多くの人はこの「暖かさ」を体験した事がありません。
中には贅沢だと思ってしまう人もいるでしょう。
しかし、そんなことも言ってられないかもしれません。
ヒートショックの死者は交通事故の5倍
例えば、皆さんもよく耳にする「ヒートショック」。
「なんとなく高齢者に多いだろうな?」、「私には関係ないかな。」なんて思っている方もいるかもしれません。しかし、その油断が禁物です!
毎日のように放送される交通事故のニュース、実はその5倍もの方がヒートショックにより命を落としているという事実があります。
「少し寒いくらいなら我慢すれば良いや。」
その少しの我慢が引き金になる可能性もあります!
他にも、夜寝るときの部屋の温度はどのくらいですか?とお伺いするとおそらく地域などにもよりますが、寒い地域ですと室温が10℃なんて時もあると思います。
そのときに注意して欲しいことは、
「冷たい空気を吸うことで、臓器が冷やされる」と言うことです。
布団の中は、暖かいから大丈夫!なんて思うこともありますが、実際は体の芯から冷えるので、もちろん体には良くありません。
これからの季節、部屋の温度が徐々に下がってくると思います。
寒いからと言って、厚着をしたり大量の布団を被って、
布団の中をいくら暖めても、部屋の温度を上げなければ何の意味もありません。
まずは、この事実をしっかりと知る事が大切です。
■室温の上げ方は2択
そんな事実を知った上で、室温の上げ方を見ていきましょう。
基本的にはこの2つだと思っています。
お金をかけて室温を上げるかorお金をかけずに室温を上げる
この2択です。
こんなことを聞くと、後者のお金をかけずに室温を上げる方が良いに決まっています。
しかし、お金をかけずに室温を上げることは簡単な事ではありません。
なぜかと言うと、家の基本性能を高くしなければできないからです。
家の性能を高くすればするほど、お金をかけずに室温を上げる事ができます。
要するに、「そのバランスをどこにするか」と言う事です。
家の性能によって、
Aの家は、室温を20℃にするのに10,000円かかる家もあれば
Bの家は、室温を20℃にするのに5000円で済む家もある。
このバランスをどこにするか考えながら、イニシャルコストが決まってきます。
家づくりをしていると様々な会社が言葉巧みに自分たちの会社をアピールしてきます。
言っていることは実は単純です。
Aの家は、2,000万円です。
Bの家は、2,500万円です。
そんな時皆さんはどちらを選びますか?
まとめ
せっかく建てた住宅も寒くて良いことなんてありません。
子供や高齢者にとっても良いことなんてありません。
もっというと地球環境的にも良くありません。
日々の暮らしをより良くするためにも「暖かな暮らし」がとても重要になってきます。
どこの部屋に行っても暖かい、そんな暮らしを手に入れられる人を増やせるように発信していきたいと思います。
A社とB社を比べたときに、500万円の違いがあるかもしれませんが、日々の光熱費が2倍違ってくる事を考えると、30年、40年、50年と長いこと暮らす中で、総額に変化があるかもしれませんね。
家づくりは、人生でとても大きな買い物です。
そのためには、長い期間で費用を抑えることがとても重要になると思います。
総額で得をする家づくりができると、賢い買い物にできると思います。
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