断熱

住宅を断熱することの弊害

住宅内を適切な温度に保つためには暖冷房が必要になりますが、暖冷房を省エネにするためには断熱材を入れて住宅の断熱性能を高める必要があります。
ただ、断熱材を入れることの弊害もあります。

壁内結露

外壁や天井などに断熱材を入れると、当然ですが外気と室内に温度差ができます。
冬の場合は暖房しますので室内の温度が高くなります。
室内の空気が壁を通って外に抜けていくとき、壁の中で空気が

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1.省エネは熱を制することから始める

熱、光、電波、いろいろなものが太陽からは飛んでくる。人間に有害なもの無害なもの、有益なもの無益なもの。

このコラムでは、太陽のパワーと省エネについて考えてみたい。わたしが考える理想の省エネ論を独断的に混ぜ込んで。

太陽から降り注がれるもの、といわれてまず想像するのは「光か熱」、だと思う。「電磁波」と答える人もいるかもしれない。

まずは「熱」について考えてみる。太陽から降り注がれる「光と熱」は

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「建築断熱リノベーション」発売になりました!

8月1日に「建築断熱リノベーション」が発売になりました!

私は木造一戸建住宅の断熱リノベーション部分を担当しています。リノベーションっていうのは、一筋縄ではいきません。キレイごと、教科書的にはいかない部分をどうしたのか。悪戦苦闘の記録を是非ご覧下さい!

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建ててからも出来る気密・断熱③

こんにちは!
素敵な週末をお過ごしでしょうか

今回は、前回の続き
家の外観そのまま、家全体の性能を上げるリフォーム
について書きたいと思います。

家全体の性能を上げるリフォームがしたくても
リフォーム期間中に暮らす場所がない!!
とか
もう子供が巣立ってしまったから生活空間だけでいいのに・・・
とか
中々思い切れないかたも多いのではないでしょうか??

長く受け継がれている家だと特に
物がたく

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建ててからもできる気密・断熱②

前回、窓は素材によって大きく熱伝導率が変わることを紹介しましたが、

今回は具体的にどんな改修方法があるのか紹介をさせていただきます!

まず第一に、窓の断熱改修時にはガラスだけでなく、必ず窓枠(サッシ)にも施工をすることです。

窓の中で一番熱の移動があるのがアルミサッシです。(前回記事参照)

そのため、いくらガラスを2重、3重としてもアルミサッシからの熱移動を

止めることができないため、自

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窓から逃げる熱を少なくするためには

前回窓は熱が逃げる場所ということを書きました。

窓から逃げる熱を少なくするためには、窓の断熱性能を高くする(熱貫流率が小さい窓を選択する)のが基本です。
性能の高い窓は価格が高くなりますので、予算的な限界があります。

お金がかからないで熱損失を少なくする一つの方法としては、窓の面積を小さくするという方法があります。
日本人は大きい窓を好む傾向があり、窓の面積が過剰に大きくなりがちで

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住宅の断熱部位(天井・屋根、床・基礎)

前回説明した充填断熱、外張断熱以外にも断熱場所によって断熱の種類があります。

天井断熱・屋根断熱

天井で断熱する場合を天井断熱、屋根で断熱する場合を屋根断熱と言います。
一般的には天井断熱の住宅が多いようです。

天井断熱は屋根断熱よりも断熱材を厚く施工できる利点があります。
天井断熱する場合は小屋裏換気が必要なり、小屋裏の換気が不十分な場合は湿度が高くなったり夏に熱がこもったりし

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住宅を高断熱化するためには

住宅の断熱性能を高めるにはどうしたらいいのでしょうか。
わかりやすいの断熱材を厚くすることです。
同じ断熱材であれば薄いよりも厚い方が断熱性能は高くなります。

ただ、実際には厚さだけでは断熱性能を判断できません。
断熱材には種類があります。
たとえば、グラスウール、ロックウール、ポリスチレンフォーム、ウレタンフォームなどです。
断熱材は種類によって断熱性能が異なりま

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なぜ住宅に断熱性能が必要なのか

住宅になぜ断熱性能が必要なのか改めて考えてみましょう。
代表的なものには以下のものがあります
・省エネ
・快適
・結露防止
・健康

省エネ

十分な断熱をせずに暖房や冷房をすると、熱はどんどん外に逃げていきますのでエネルギーの無駄です

快適

快適な室温を維持するためには断熱性能が必要です。
断熱性能が高ければ、少ないエネルギーで快適に過ごすことができます。

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なぜ日本人は寒い家に住み続けるのか

住宅の環境性能に関する仕事を始めて30年くらい経ちますが、未だにどうしてもわからないことがあります。
それは「なぜ日本人は寒い家に住み続けるのか」ということです。
基本的に他の先進国では新築住宅が寒いということはないようです。
日本は未だに新築でも寒い家が多く建てられており、こたつや開放型ストーブ、電気ヒーターなど補助的な暖房を必要とする家も珍しくありません。

これはなぜなので

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