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ペットロスケア(喪失)の会に参加して〜モミジモナムール6〜

こんにちは。
今日は、ペットロスやその周辺のことについて書きたいと思います。


【ペットロスってどんな状態のこと?】


先日書いた、猫沢エミさんの著書、イオビエ(イオがくれた幸せの切符)のオンラインセミナー(お話会)で、
動物を失った後のロス(喪失)状態をどうやって抜けるか、
という質問が出ていて、
それに対する猫沢さんと編集者の田辺さんの考え方が
とても胸に沁みるものでしたので、
それと合わせて私のモミ亡き後の心の状態と
どうやって今日まで生活してきたかを振り返ってみました。


今まで目の前に居た存在が居なくなることの
身体的な喪失感がある上に、
生活のルーティーンが全く変わる
(介護や看護などある場合は特に)ことでぽっかり空いた時間、
やらねばならないことは山ほどあるのに、
思考がうまく働かなかった、この2ヶ月間。


最初の2−3週間は居てもたってもいられない時間が多かったです。
身体を少し動かすだけで色々な思い出が目に入ってきてしまいました。
勧めていただいたフラワーレメディや喪失に効くホメオパシーや、
鬱に効くからと友人に教えてもらった植物のエキスなど、
なるべく自然なものに頼りながら、
自分の感情にはできるだけ正直に、
泣きたい時には泣いていい、
というスタンスで過ごして居ました。
それでも、所々、記憶が飛んでいるところもあります。


動物の介護って、思った以上に体力勝負でした。
モミに関しては、癌や心臓病がわかってからは3年以上4年未満の時間を
服薬、手作りごはんやケアについてや、
家庭でできるケア、
生活形態も出来る限り合わせたくて試行錯誤しました。
仕事やなんやで足りないことだらけな中、
コロナでひょっこり在宅時間が増えたり、など
合わせる努力したつもりで、
それでも知識がなかったあまりにもっとこうしていたら、
という気持ちが今でも拭いきれません。



夜は2−3時に起きて夜食を食べて、その後5時頃に雄叫びをあげて
起きて〜朝だよ〜という元気があったのは一昨年くらい前までだったか、
その後は私のベッドに直接来ては、
ママーごはん、とか、構ってよ、とか、具合悪いんだけど・・
とお知らせしに来てくれるようになって。
朝落ち着いて10時頃になると自分の寝床に行くまで数時間が
たくさんお話できる時間でもあったのです。


夜中何度となく起こされるのは
疲れている時辛くはあったのですが、
でも、これがモミのかわいい表現のひとつかと思うと
愛しくてしょうがなくて。
亡くなってから数週間は、夜中に何度もパッと目が醒めて
目で探してしまったり・・・

そういう小さな日々のルーテインが無くなり、
モミとお話する時間も無くなってしまい、
永遠に会えなくなる、
ということの意味を痛いほど思い知らされました。
当たり前のことだし、今まで何度も経験して来たはずなのに、
この子にもらった生きるエネルギーを改めて
知らせてくれた気がしています。

【先月、グリーフと分かち合いの会に参加しました】

そしてグリーフ(喪失)についてもっと知りたくなり、
分かち合ったり、喪失について学ぶ会に参加しました。
本も読みたいと思っていくつかキンドルでチェックしています。

そこでは参加者それぞれのお別れのストーリーを話せる時間が
たっぷりあって、他の人が話しているときは、
誰も何もコメントすることなく
じっと集中して聞かせてもらい、
一人話し終えるとナビゲーターの方が
まとめでコメントをくださいます。
誰かとの会話というより
一人ずつしっかり経験を話していく感じで進んで行きます。


私は、ペットロスの会、ともっと広い範囲での喪失(死による別れ)
の会に参加させてもらったのですが、
ペットロスの会の方では、
飼い主さんとなくした動物の関係性が
本当に様々で、二人暮らしでがっつり向き合った密着した関係から、
多頭飼いで他の子もいる環境、
亡くす理由も様々、病気だったり事故だったり、
場所も、自宅だったり、獣医さんのところだったり、お外だったり・・・。


でもそれぞれの方の動物との関係性が、
本当に濃くて、みな深い信頼で結ばれていると心から感じました。
それだけに、失った悲しみも深く、埋めようにも埋められない
ぽっかり空いた悲しみがあって・・・


私は、モミの病気で仕事を休みたいと思ったことは何度もありますが、
仕事場の理解があまりなかったので
具合が悪いときに一人でお留守番させたことも何度もあります。
亡くなった後も、
体が動かないながらもお仕事は
なるべく穴を空けないようにと頑張ったつもりではありますが、
もう少しオープンに
休める環境があったらいいのに、
と思ったことはなんどもあって・・・
在宅で仕事ができたら・・・も何度も考えました。


少し話が逸れましたが、亡くなったばかりの頃は、
それまでしていた、
瞑想やヨガが全くできなくなって、
感情をおさえることができなくなり、
すぐ疲れて仕事以外は横になっていたり、(起き上がれなかったり)
ぼーっとしていたり・・・

それが徐々に、
ガイド付きだったら瞑想ができるようになったり、
台所に立って料理ができるようになっていったりしていったのは、
一月末から二月頭の頃。

モミにも恵方巻きを作ろう、と
それまでご飯を炊くだけでやっとだったのが、
重い頭と身体をえいや、と動かして、
やっと料理らしいものを作れたのが
立春すぎてやっと、四十九日を迎えた十日ほど前です。


十二月から一月にかけては、辛くて何を見ても
全ての色を失ったモノクロ映画を見ているようで
現実感がなく、
食べ物の味が感じられないだけに
とてつもなく塩味の濃いものなどを
もさもさと流し込むように食べていたり、
ジャンキーな食生活を続けていて、
こんな生活して居たら私の健康もまずいな、
というような気持ちも湧いてきませんでした。


なんならこのままシュッとあの世にワープできたら
モミに会えるのかな、というような思考に
なっていました。
もちろん、愛するが故のこのような考えになるので、
それだけモミのことが大切だったということなのですが・・


【グリーフの会に参加してみて】


話すということが(書くことも)自分にとって
どんな癒しになるのかわかりませんでしたが、
亡くした対象は全く違っても、
同じ思いを抱えている方たちと、
たとえ一期一会であったとしても会って話をして、
涙して・・・という時間を持てたということは
私にとって意味深いものだったと感じています。


悲しいことをわざわざ話すのを、
タブー視するのでなく、
話の内容は辛いことでも、言葉にすることで、
そんな自分を聞いてもらい、そして私も聞かせてもらうことで
改めてモミへの愛に気づかせてもらって、
会が終わることには、タオルを握りしめながら
ありがとう、と
感謝の思いでいっぱいになりました。


【(人も含めての)喪失の会について】


(人も含める)喪失の会については、
もちろんお相手(亡くされた対象)は様々、
亡くし方も様々で、中には自死の方もいらっしゃいました。

でもこの現代を生きながら、これは避けられないテーマだと思います。
一人一人がこのことを胸に留めながら、昨日より少しだけ
優しい社会になっていってくれたら、ってふっと思います。

動物は自ら、ということはないかもしれないけれど、
動物の場合は、安楽死、という別れ方もあるわけで、
それはそれでそれぞれ、複雑な想いや事情があり、
何が良い、悪い、と周りがジャッジすることは本当にできなくて、
ご本人にしかわからない、
迷いや苦悩、その決断に至った深い理由があるのだということを
再認識させていただきました。
こちらも参加した後悔は全く無くて、
また記念日などの折りに参加したいと考えています。



【それぞれの悲しみの長さ】


私の知り合いで、
愛するワンちゃんを、
昨年の十一月に急な体調の悪化で亡くされ
憔悴されて居られた方がいます。
その2週間くらい後に、
あの子はやはり幸せだったと思う、
新しい子を迎えようと考えている、という言葉を聞いた時、
正直その切り替えの早さを
すごい、私ならそんなすぐに切り替えられないかも、
と感じました。

でも、今回の経験から
人によって愛し方や立ち直り方、
愛の表現の仕方は様々ということも
学ばせていただき、
その決断においてその方が迷って出した答えには
不正解はない、ということも知りました。


安楽死に対しても、私の周りで
数年前から何人かの友人がその辛い決断を迫られ、
どうしようかと相談していただいたこともあります。
その時の私は、その友人に的確なことが
伝えられたかどうか
定かではないのですが、
唯一のその子との唯一の関係性において、
やはり飼い主さんが
一番その子のことがよくわかっている、
ということに尽きるのだろうと思います。

世間や外野が色々言っても、物差しは人それぞれ。

物差しが変われば、
物事の善悪が変わって見えるのと同じように、
動物はその視野を広めてくれるために、
その小さな体を張って、私の知らない、
色々な人生の大切なことを教えにきてくれている気がします。


悲しさや、癒される早さは人によってそれぞれ。

それが長いから、短いから、と、いうことで
人から言われる言葉に惑わされることで無く、
その子(動物、あるいは人)と
その人(残された側の人)
の唯一の関係なのだ、ということ。

まだまだ私は、
芋虫のようなスピードでマイペースに日々暮らして居ます。
人に会いにいったりもできず、
必要な手続きなどもパパッと締め切りまでに
できなかったりと周りにも迷惑をかけつつ・・・。
引きこもり気味のこの日々の中で、緩やかにでも
自分の中にモミへの愛、モミからの愛を感じながら
死は全てのゴールでは無いとすれば、などと
その後、のことに思いを馳せたりする毎日です。
モミに話しかけ、時々ウッとなったりしつつ、
それでも、
生かしていただいていることに感謝できるじぶんでありたいです。



雑談のような私の話ですが、一つの経験として
読んでいただけたら幸いです。



【地球にも優しい自然な成分でココロとカラダをケアする】


文中でてきた
フラワーエッセンス(レスキューレメディなど)や、
カモミールティー、
セパレーション(別れ)のレメディーなどは、
辛くなってから入手しようとするとなかなかすぐ動けなかったりするので、
何か一つでも、普段からお手元に用意してあると安心だし、
いざという時にすぐに使えるので便利でお勧めです。


入手方法はアイハーブやアマゾンなどネットショップ他、
こちらだと薬局やオーガニックショップでも販売しています。


あなたと大切な人、動物たちが
今日も幸せでありますように・・・。

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