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文章でブランドを表現できているか?

ブランドの横顔を文章で表す

今日のテーマはブランディングの際の文相の書き方について掘り下げていきたいと思います。こちらの記事も以前のリライトです。文章というと分かりづらいかもしれませんが、ウェブサイトやソーシャルメディアで発信する際には必ず文章を記載しているわけですから、それらで書かれている文の体裁やトーン、文字の大きさなど、あらゆる文章のことを指しています。
文章は人柄を表すとよく言われますが、これはブランドにも当てはめることです。例えば、

体言止めを多用したキレのある文章
!や話し言葉を使うカジュアルな文章
「です」「ます」を使った丁寧な文章


などです。これらの文章はその文体からなんとなくブランドのキャラクターを感じるとることができます。もちろんフィーリングに近いものですが、大体ほとんどの人がこのフィーリングで自分にとって合うか合わないかを判断しているので、非常に重要なファクターと言っても過言ではありません。

多くの人が関係するブランドたからこそ

そこで注意をしなくてはならないのが、文章表現の一貫性です。ブランドは発信に多くの人が関係するので、それぞれの人がそれぞれの価値観とフィーリングで自由に文章を考えていくと、結局のところバラバラな表現になってしまうことが多々あります。
例を出すと、ブランドウェブサイトを担当している人は表現を「ですます」調で丁寧な文章構成をしているが、プロモーションのリーフレットを担当している人はもっと勢いのある!を多用した文章を書いていて、ソーシャルメディアを担当する人はフレンドリーな言い回しを心がけている。。。など、この例は極端な例ですが、結果として発信される媒体によって文章から得られる温度感が全くことなったものになってしまう、といったことです。
ブランドは発信するストーリーや価値観に共感してもらって初めて強くなっていくのですが、バラバラな表現は受け手を混乱させてしまうので、共感するというフェーズまで持っていくのはかなり難しくなってしまいます。
一人の人が表現を作っている段階であればそんなことは起こらないとは思いますが、ブランドが大きくなり、複数の担当者がつくようになると注意が必要度なってきます。

まずは文章のルールを作ろう

では、どのようにしてバラバラの表現を避けるのかというと、まずは文章表現のルールを決めていくことが最初の一歩です。簡単な事例を書き出すと、

体言止めを使うが、基本はですます調の文章を書く
!マークはヘッドラインでけに使って本文には使わない
話し言葉はフランクになりすぎるので極力使わない

といったものです。
これはルールなので決めてしまうことが大切。色々な議論も起こるとは思いますが、ルールを決めることなく一貫性を担保することはできません。
また、これらのルールはすぐに忘れられてしまうので、何度も何度も説明をすることも大切です。
ブランドは一夜にしてならず。文章表現ですら多くの心配りと注意が必要なのです。

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