”旬”の日本人演奏家の才能を味わう〜【Concert】作曲家キーシン〜その肖像
10歳で「神童」として世に出てから40年、エフゲニー・キーシンは20世紀から現代における最高のピアニストしての名声をほしいままにする存在だ。そんなキーシンが、実はかなり幼い頃から作曲を続けてきたことはそれほど知られていない。いくつかの作品は披露されたりもしているが、今回、世界で初めてキーシンの作品だけを集めたコンサートが開かれた。
モスクワのグネーシン音楽学校時代に書かれた作品番号1番を持つ「4つの小品」はキーシンが初めて演奏会で弾いた自作。キーシンと同じグネーシン音楽