棒アイス

アイスの食べ方は人それぞれ。でも笑顔は共通。

歩き疲れた私。東京・六本木。甘いものが欲しくなる、水曜日の15時。
この街は、人とタクシーがひっくりなしに走る、人はせかせかと。

特別目的地があったわけではない。ふと駅を降り、無心で歩いた。私の上司はよく『人を観察してみな。きっと面白いよ』と言う。

どこが面白いのかさっぱりな気分だった。今までは。

なのに。私は一瞬にして気付かされた。乃木坂方面に向けて歩いていると外国人の少年とその家族を見かけた。

少年。きっと10歳くらいの小学生だろう。その彼に驚かせられた。彼はコンビニで売っているような棒付きの縦長のアイスを食べていた。

それは見方を変えるとただ普通の光景。でも人の行動って面白いよ。

私は、

袋を開けたら、棒を右手で持ち、上から食べていく。これって同意してもらえそう。食べると笑顔になる。

彼は、

袋を開けたら、棒を右手で持ち、上から1口、2口。すると、アイスがなくなった部分を左手で持つではないか。そこからほうばる。左右で持ちながら串刺しの料理を食べるように。そして笑顔。

上司が言っていたことは、こういうことなのね。でも彼なりに理由があるはず。『世の中の常識は誰かの非常識』って言葉がある。彼の国、家族では当たり前のことなのかもしれない。

そんなプチ出来事をどうしても忘れられなくて。みなさんはどうですか?

#アイス #人 #人間観察 #六本木 #外国人 #少年 #笑顔


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