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ディナチャリア6 アヴィヤンガ - アーユルヴェーダの学び

セルフアヴィヤンガ

日々の習慣「ディナチャリア」の中でも、2023年8月に初めて知ってやり始めたのがこのセルフのアヴィヤンガ(オイルマッサージ)です。

石けんやボディソープで体を洗うことは、表面についた皮脂汚れなどを落とすイメージで、アヴィヤンガはオイルを体にすり込んでいき、体の内側を清浄しているイメージです。

20年くらい前ですが、アロマテラピーの学校で学んでいたのもあって、オイルが体にどのようにどこまでは浸透するかなどの予備知識が少しあったので、このオイルマッサージで解毒するという話はすっと理解できました。

オイルの話

肌はバリア機能を持っていて、体の内外を認識して外のものを内に入れないようにしています。だから手を洗ったからといって、石けんや水が肌に浸透しないのです。
ただし、オイルだけは違っていて、肌を通って血管や骨へも到達します。しかもかなりスピーディーだそうです。

オイルの成分が皮脂と似ていたり、親和性があるということだと思います。

アロマテラピーでは基材となる油をキャリアオイルと呼びますが、精油を体内へ運ぶ(carry)油という感じです。キャリアオイルには、マカダミアナッツオイル、オリーブオイル、ホホバオイルなどがあります。

そしてアーユルヴェーダでは、やはりセサミオイルを使います! 私は、ガンドゥーシャの回で紹介した瑞健さんのセサミオイルを使っています。900mlの瓶を買って、4〜5ヶ月程度使えてると思います。

やり方

このオイルマッサージも朝行うのがトラディショナルなアーユルヴェーダなんだと思いますが、保湿のためにつけっぱなすのではなくて、すり込んだあとは洗い流すものなので、時間帯に関わらず入浴前に行うのがちょうどいいと思います。

小さな容器に全身に使う分のオイルを入れて、その容器が浸るくらいのお湯を入れた別容器に置いて、オイルを温めます。

お湯につかる1回分のセサミオイル

頭から

頭を濡らす前に、指先にオイルをとって頭皮に指先をはわせ、頭部をまんべんなくマッサージしていきます。
頭を使って疲れてると頭皮がかたいですよね〜気持ちいいくらいにもみほぐします。

私の勝手なおすすめポイントとしては、耳の上あたり、頭頂、左右の耳たぶの上部を線で結んだ辺りにある、頭の筋肉の境目(うっすら横イチにくぼんでる)あたりが気持ちいいです。

続いて体へ

頭が終わったら、全身です。体も乾いている状態で、耳、耳の後ろから首筋、鎖骨から肩まわり、わき、腕、肘関節、手首、手のひらや手の甲と指、手の届く範囲で背中上部、胸から肋骨まわり、お腹、下腹部、背中の下部、腰まわり、お尻、骨盤、足の付け根、もも、膝関節、すねとふくらはぎ、足首、足の甲と指、足の裏と、少しずつ指先につけたオイルでマッサージしていきます。
(マッサージしていく順番は、好きずきでいいと思います。私は上から下にかけて行っていますが、元々エネルギーが上にたまりやすいので、それを鎮めるのにそうした順にしてたりもします。)

終わると、頭部を行ってからある程度の時間をおいた状態になってるので、シャンプーして洗い流します。

シャンプーが終わると、全身もある程度の時間をおいた状態になってるので、シャワーなどで洗い流します。この時、お湯だけでも、ボディソープや石けんを使ってもどっちでもいいと思います。

ざっくりと自分が日常に取り入れやすい方法をとってるので、本来のお作法を知りたい場合は、検索とかしてみてください。

最後に温める

そして、流し終えたら、湯船につかります!
そこでオイルの浸透した体を温めて、循環よくしていきます。結構この温めが、デトックスに効いてくるポイントじゃないかな〜?と思ってます。

効果と実感

体感的には、ものすっごい疲れが吹っ飛びます。ある時、眠さが勝ってアヴィヤンガせずに寝た日、翌朝おきてやらなかったことをめちゃくちゃ後悔しました。

その他、肌がしっとりして何もつけなくてよくなったとかもありますが、私が思う一番は、自分を大切に思ったり、自分を好きになったりできることじゃないかな〜と思います。

1日の疲れをマッサージしながらほぐし、「色々あったけど、わたし今日もよくやったよね、おつかれさま♡」っていう気持ちで行うと、自然と自分に優しい気持ちになるし、ぱんぱんに張ってる足とかさすってると、「まぁよくぞこの体重を支えて今日も1日歩いてくれましたっ」ていう、感謝の気持ちになってくる!

そういう風に思えただけで、充分な気がしています。ぐっすり眠れます。

ディナチャリア全般について今現在の自分が感じていること

日々の習慣が自分の全て(マインド、ボディ。ボディは中の健康も、外のスタイルも。)を作る、そう感じています。

習慣とは言い換えればクセです。いったん身につけるとそれが当たり前になり、自分の中の普通になり、基軸になります。

クセが身につくまでには時間や回数がかかりますが、一度身につけるとなかなか離れにくくもなります。

だから、できるだけ幸せへとベクトルが向いているクセを身につけて生活していきたいし、幸せじゃない方に向いてるクセはニュートラルへ戻した方がいいなと思っている。

アーユルヴェーダで学ぶディナチャリアはどれも、心と体と魂を幸せへ向かわせるクセを身につけてるなぁと思う。

Bodyが変わると、Mindが変わる。
Mindが変わると、目の前の世界が変わる。
私とあなたは同じ世界を生きているようにみえるけど、Mindが同じ方向じゃない場合、実は見えている世界が違う。
自分が日々行うことが、見える世界を美しいものにするかどうかが決まるのだ。

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