今日の目黒川 2018.11.06 --- 外から見るか中から見るか
外から見る景色と中で見る景色が違うことは往々にしてあって、
東横線車内から見る目黒川と、
目黒川沿いで見る目黒川の景色もまた少し別物に感じる。
東横線車内から眺める目黒川や中目黒の街並みは、今でも中目黒に住む前のイメージのままだ。
なんかおしゃれでちょっとかっこいい、
憧れる対象だった。
けれど今中目黒を歩くとそれも日常の景色となり、憧れの対象とは程遠い。
なのに、電車の中からなら憧れの街の姿のように見える。
車窓から眺めるという行為は不思議な力を持っている。
逆も同じことが言えて、
電車に乗っているときは日常すぎて何も感じないけれど、中目黒の街から見る東横線や日比谷線の車両はちょっとわくわくする。
同じものを対象として感じるにしても、自分がどこにいるかによって見え方が変わってくる。
物事を見る視点を変えるってまさにこういうことなんだろうなと思う。
見る場所によって全然違う。
誰かに多角的に物事を捉えろ、
なんて言われなくても
生活の中で気づくことができる。
それを他の場面に活かせるかどうかはまた別の話なのだけれど。
毎朝、駅に向か生まれた途中に元町中華街行きの電車を見る。
東急線
西武線
東武線
みなとみらい線、
各線の車両が走っている。
大抵東横線の車両の時間に通勤しているものの
たまに違う時間帯だと違う車両に会える。
今朝も東横線だった。
明日は何線の車両に会えるだろう。
毎日通勤で中に乗り込んでしまう電車は面白みがないけれど、
街から眺める電車は私を楽しませてくれる。
今日は雨が降っていた。
夜中目黒駅に到着する直前の車窓から見る中目黒の景色は、雨に車のライトや街の明かりが反射して視覚的にもキラキラが増していた。
電車を降りて家へ向かう途中、キラキラさせていた雨も身体が濡れるとなると嫌だななんて思って歩いていると、左足が水たまりに突っ込んで本当にびしょ濡れになってしまった。
身体のすぐそこで感じる世界は、
憧れを体感するというよりもちょっと「リアル」だ。
目で見るより、その空間と一体となってしまうと良くも悪くも現実を突き付けてくる。
見てるだけじゃなくて実際にやってみることでわかることがたくさんある。
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