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近況報告[大学院やめた編]



今日は、私が大学院を辞めたことと、今まで何をしていたのか、これから何をするのか…
諸々の近況報告をしようと思います。

私は今年の4月から静岡の大学院に進学していました。
理由は、大学の教授になるためでした。
私は大学1年からLGBTや性の多様性について学び、
将来も、そこに関係する仕事がしたいと思っていました。(漠然と)

その頃、私の周りでダイバーシティに関わる仕事をしていた1番身近な人が大学教授でした。
周りに影響されやすい&安直な私は、
「私も大学教員になれば勉強しながら講師もできる!」=とりあえず大学院進学
と考え、1年生の頃から私は、
「大学院に進むんだ」と漠然とした決定で大学時代を過ごすことになります。

だから大学時代、みんなが就活をしている期間に私は、
NPOに入ってみたり、自分で企画を立てたり、講師の勉強をしたりと、
就活を全くせず、やりたいことにとにかく取り組み、
先のことは大学院に入ったら決めればいいや、と思っていました。
(その日々に対して後悔は全くしてない!)

そして無事院試も通り、大学院に入学してから私は、大きな失敗に気がついたのです…。
大学院という場所は自分に全く合っていなかった!
大学院の生活は、毎日分厚くて難しい文献を読みながら、
自分の担当日には、学部生時代と比べ物にならない量のページ数をWordにまとめ、発表の準備。
しかも超少人数授業で、毎週1〜3回のペースでその担当が回ってくるので、
毎日が、難しい文献の数々とWordとのにらめっこ生活でした。
内容も、もちろん性に関わるものだけではなくて、自分が今まで触れたことのない分野についても勉強する必要がありました。
ここまではまだ、耐えられたかもしれません。

一方授業は、発表して、教授と、会ったこともない数人の学生の質問や意見を聞いて、終わり。
あんなに毎日夜中まで資料まとめたのに、授業これで終わり…?というやり切れなさを毎日感じました。
だんだんと、「どうせ一瞬で終わっちゃうんだよな…」と思いながら夜中まで格闘する日々は、自分にとってかなりの苦痛になっていきました。
コロナの影響で全ての授業がオンラインだったというのも大きな要因だったかもしれません。
対面だったらもっと活発な意見交換や、同期との交流、アクティブな授業などもあったかもしれませんし。

私の学部は特に資格などが取れるわけでもなかったので、日々漠然と、目標もないまま目の前に出された課題をこなしているような感覚でした。

きっとそれが得意な人や好きな人ももちろんいると思います。
そういった文献研究の中で、学び続けている人ももちろんいます。
けれどそれが自分には全く合っていなかったと、数ヶ月で悟りました。

そして同時進行で、就活に向けたインターンや、修論の研究、
そして私は生活のためのアルバイトや、講師の活動も続けていきました。
私は奨学金を借りて(=将来の自分に借金を課して)通っていたので、金銭的な厳しさももちろんありました。
世の大学院生、マジで尊敬します。

そしてちょうどその頃、「教授になりたい」という目標も無くなっていました。
その理由は、この1、2年で、
大学教授以外にも、性に関わる活動やお仕事をしている素敵な大人にたくさん出会ったからでした。
「私、大学教授じゃなくても関わる方法あるのでは…?」とようやくここで気付くんですね。

大学4年の頃に所属したReBitや、アルバイト先など、この1、2年の間に私は色々な働き方、生き方をしている大人に出会いました。
そこで私は、人生には自分が思っている以上にいろんな選択肢があることを知りました。


そこで私は、大学院を退学し、就職して働きながら性の関わる活動をするという選択肢を選びました。

実はこの決定をしたのは5月頃でした。(はやっ)
さて、では私はこの5ヶ月間何をしていたかといいますと、
「就活」です。
(就活編に続く)

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