Nao🇳🇿ニュージーランド放浪記

ニュージーランドの田舎で日本人1人、1800頭の牛と共に働いた日々🐄/next →バン…

Nao🇳🇿ニュージーランド放浪記

ニュージーランドの田舎で日本人1人、1800頭の牛と共に働いた日々🐄/next →バンライフ/ 23歳/🇳🇿永住権取得/ 本当の豊かさがわかる人間になりたい/人、動物、自然の中でのつながり/ヘッダーの写真、加工なしニュージーランドの朝焼けです🌿💚

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  • ニュージーランド放浪記

    本当の豊かさを探し、自由気ままにニュージーランドは放浪します。 相棒はfiatのキャンピングカーとパートナー

  • 大切なこと

    書いた文章の中で、特に大切だと思っていることを一つにまとめました:)

  • With English subtitles 英語訳付き

    I am sometimes asked to translate in English by friends who do not speak japanese so I did it myself! as google translate being a little bit roboty....haha Enjoy and let me know if there are any mistakes or thoughts :) 日本語を喋らない友達から、ブログを翻訳してほしいと聞かれることがたまにあるので、自分の文章たちを英訳しました:)間違いがあったら教えてね!

最近の記事

  • 固定された記事

日本を出て、恋をした。

ニュージーランドでの生活は最悪だ。 お店は5時に閉まるし、競争率の低いカスタマサービスは仕事をしない。 メールを送ろうものなら返信に2週間は待つ。 道路が整備されていないのに、余裕でみんな100km出すから、飛石で車はボロボロ。 もっと言うとご飯は美味しくないし、違う言語で生きていくのだって苦労してる。 ホームシックで落ち込み、数日間泣き止めないときだって何度もあった。 「海外に住んでいる」ってキラキラして見えるかもしれないけど、住んでみたらわかる。日本って最高。 それで

    • 🇳🇿放浪記⑥〜Raglan〜

      ニュージーランド屈指のサーファーの街として知られるRaglan Hamilton から車でおよそ30分、山道をくねくね走り続けると目の前に見えてくる素敵なビーチたち、、、💖 私たちは、着いて1日目にこの町に恋に落ちました。笑 “KEEP IT RAGLAN” 街自体は大きくなく、徒歩30分で回れるほど小さな町だけど、個性豊かなお店が軒並みをそろえている。 にもかかわらず、一つも大手チェーン店が見当たらないのはきっと、地元の人が地元を愛し、そこで生産消費することを心掛け

      • 🇳🇿放浪記⑤〜キャンピングカー生活スタート!髪の毛成長期〜

        11月4日 Tekapoを出発し、ついに本当のキャンピングカー生活の始まり! 最初の宿はsummer beach というクライストチャーチのはじにあるビーチの街に泊まることに! ここはクライストチャーチに住んでいた頃から、お気に入りの街だったので、昼間には見えない景色、帰らないといけないプレッシャーを感じずにいることができるのが本当に嬉しかった! ガイフォークス(11月2日~5日、一年間のうちその日だけ花火を販売しており買うことができる日)の1週間だったから、みんな浜辺で

        • NZ放浪記④〜大事な話〜

          10月26日 友達がやってきたので、みんなでお寿司を作って食べることに。 『日本人ならお寿司作れるでしょ!』という期待の目を何度も向けられてきたけれど、実はこれが初寿司作り😂 難しいとは分かっていたけど、本当に難しんだね!お米をふっくらさせたまま握るのって、プロの技だわ〜 でも美味しかったし、何より楽しかった。節分の海苔巻き作りを思い出した。 ご飯を食べたあとはチェッカーズをした。 買ったはいいものの、使い方がわからず放置してあったやつを友達が教えてくれて、やーー

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          NZ放浪記③〜リアルサファリパーク〜

          10月25日 今日は、パスポート更新、そして大きな町でしかできない買い物を色々するために、日帰りでクライストチャーチに行くことに! クライストチャーチまで片道3時間はかかるので、朝7時日の出とともに出発し、夜遅くに帰ってくる予定。 久しぶりの大きい街に、なんだかテンションが上がる。 今までファーム生活をしていて、かなりの田舎に住んでいたけれど、どこに住んでいても町まで1時間弱で行けることができたので、tekapoはまた別格なんだなーと実感した。 最近、自分で携帯のデータに

          NZ放浪記③〜リアルサファリパーク〜

          NZ放浪記②〜tekapo〜

          数日前からTekapoに滞在させてもらってる。 ほんっとにいいところだな〜綺麗すぎてリアルじゃないみたい。 旅の始まりがこんなにも綺麗な場所だと、他を見ても何も思わなくなりそう(笑) どうやらこの綺麗なTekapo湖は、もともと谷だったものが堰き止められて、湖になったみたい。 巨人の足跡だと思ってたのに違うのか〜(笑) Tekapoはこの土地の先住民マオリの言葉 takapo(夜に急いで立ち去る)から取られたもの、と言われている。 ちなみにこのエリアの名称 McKe

          NZ放浪記①〜牧場編〜

          今はもう牧場をやめて、tekapoにいるんだけれど、牧場にいるときに書き溜めていたやつを投稿しちゃう!終わりかけの時に描き始めたものだけれど。 25日9月 牧場ごとで、やり方どころかワーカーの個性にも牧場色が出てて面白い。 前の牧場は、みんなジョークが大好きで喋り出したら止まらない。 仕事終わりに、みんなでなぜか集合しては二時間ぐらい空が暗くなるまで喋り通す。(誰も止まらないから)みたいなことが毎日あった。笑 ボスもすごく陽気でハッピーな人だったから、求人も「ユーモアがある

          自己紹介がてら。🇳🇿放浪記のスタート

          最近どこ経由かもわからないけれどnote内でもフォローしてくださる方が増えて本当に嬉しい限り。 ということで、ここらで自己紹介を。 別に大したことをやってるわけでもないし、大したことを書ける訳でもないけれど、どこかの誰かが、あ、私もそういうこと好きなんだよね、とか、それ、気になってた。ってなんて思うことを少し期待しながら、ゆるーく自己中に綴っていこうかな。 年齢は23歳、2020年にコロナ真っ最中ニュージーランドにやってきました。 その後は牧場で働き続け、そのおかげで去年r

          自己紹介がてら。🇳🇿放浪記のスタート

          BOBBY、価値のない命たち

          今、一人で約700頭の子牛の世話をしている。 と言ってもそのうちの400頭は生後4日でお肉になってしまう。 お肉になってしまう400頭は、生まれてから4日目までお世話し、屠殺場行きのトラックを予約する。までが一通りだ。 3ヶ月で終わる出産シーズンの中、うちの牧場から毎日約10頭〜20頭ずつ殺されていく。 彼らは生まれてくる価値がなかったのだ。 考えてみてほしい。 母親の母乳(牛乳)を出すためには、子牛を産ませる必要がある。 だが今みたいに、牛肉の価値よりミルクの価値や

          カッコ悪い私は髪を刈った

          先日、国立公園の湖の麓で髪の毛をバリカンで刈った。(動画はインスタとTwitterに載ってます。よければ😂👍) 髪を刈りたかったのか、と言われればそうではない。 自分の長くて、強い髪が好きだった。自分に似合ってると思ってた。 先日「13歳になる娘に日本語を教えてほしい」と知人に言われた。 知人は末期癌で、もう治療をしていない。と共通の友達が後日教えてくれた。 家庭環境がいいと言えない、その知人はいつも笑顔で、優しくて、最高の母だった。 娘は自閉症を持っているという。 その

          カッコ悪い私は髪を刈った

          『英訳with English』 日本を出て恋をした

          Left Japan and fell in love ニュージーランドでの生活は最悪だ。 Life in New Zealand sucks, お店は5時に閉まるし、競争率の低いカスタマサービスは仕事をしない。 Restaurant and stores are closing so early, low-competitive customer service doesn't do their job, メールを送ろうものなら返信に2週間は待つ。 For examp

          『英訳with English』 日本を出て恋をした

          5歳の私へ

          大人になるにつれて、見栄を張りがちになる。 生きることの意味は大きくなければならないとか、目標を達成して周りから一目置かれたいとか、 「自分なりの」を目指して頑張っているはずなのに、いつの間にかそこに承認欲求が入り込んで、周りの目を気にし、世間体を気にし、偉大なる輝かしい「人生設定、自分の価値とは〜」みたいな映画のタイトルに騙され、逆に自分を見失ってしまう。 ここ最近そんなことが増えた。 客観的に目を向けられるようになったことで、周りや固定概念、輝かしいものに、惑わされて、

          ニュージーランド生活3年目

          2023年2月。私は2ヶ月の日本への一時帰国を終え再びニュージーランドに入国していた。 初めて降り立った時から、約3年が過ぎていた。 初めの時と同じように、夕方に経由地を出て真夜中にニュージーランドに着き、そのまま空港泊。 私のような次の日予定がない自由人間はこういう意味のわからない時間に着く安い便を好む。 いや別に好んでるわけではないけれど、ただそこまで空港泊をすることとか、次の日に対する執着がないので、安いのを選んだ。 こういう、周りがやかましくても、自分の格好がボ

          ニュージーランド生活3年目

          Wellington日記

          少し前から、wellington というニュージーランドの首都にやってきました。 南島の平野のに住んでいた私には、ウェリントンの緩急ある土地や、コンクリートの多さに少し圧倒され、少々ホームシック気味(もはやどこがホームなのかわからないけれど、この場合は田舎の牧場を指しています)ですが、港町の爽やかさや、人々の個性、美しい建築物に影響され、最近少しもちなおしてきました。 この町は、大きい街だけれど、個性があって、遊び心があって、街に対する尊敬を感じます。 とはいえ、得意分

          命ってなんだろう。

          命ってなんだろう。と常々考える。 2019年、 私は自殺を考えていた。自分に生きる意味も価値もないから、なくなってもいいと思っていた。 2020年、 ニュージーランドで様々な国籍の人に会った。インド、イスラエル、南アフリカ、イラン、テレビやネットでしか見たことがない、戦争や内乱、テロ。 平和な日本やニュージーランドで生活している自分には他人事だと思っていたことが、一気に近く感じた。 必死に命を守り抜いた生活の中に、幸せがあると、彼らは教えてくれた。 2022年、牧場

          牧場物語、命、そしてその先。

          マタギとは、日本の東北地方・北海道から北関東、甲信越地方にかけての山岳地帯で、古い方法を用いて集団で狩猟を行う者を指す。 獲物は主にクマである。 2021年の8月、ニュージーランド。 私の手は赤く染まり、細かに震えていた。 静かな草原の奥で、怖いぐらい鮮やかな夕日がもうすぐ沈もうとしていた。 目の前に横たわってるいる牛のお腹には、出産日をはるかに超えた子牛がいた。 近づけば、その腐った子牛が放つ異臭で泣き出したくなるほどだった。 ファーマー界では「over cooked」

          牧場物語、命、そしてその先。